着付け教室に通うきっかけは、娘
わたしが着付け教室に通うきっかけを作ってくれたのは娘でした。
小学校のおたよりの中に、無料の親子浴衣教室の案内がありました。
娘が「行きたい!!!」と強く希望しましたし、浴衣くらいは自分で着られたらいいなと思い、2017年7月に参加しました。
その浴衣教室で、着付け教室の案内をいただきました。
わたしは費用にためらったのですが、娘は浴衣の帯結びや先生のお話が楽しかったようで、
「お母さん、続けて通いなよ!」と着付け教室への参加を強烈に勧めてきました。
しばらく考えましたが、自分で着物を着たり、ちょっとしたときに娘に着物を着せられたりしたらいいなと思い、着付け教室に通うことにしました。
浴衣教室のときに教えてくださった先生に習いたかったので、その先生のクラスにお願いしました。
先生のご厚意で、わたしが通うときは娘もほぼ毎回一緒です。
着付け教室ではまず自分が着物を着ますが、その間に先生が娘に着物を着せてくださいます。
わたしがその日のレッスンを受けている間、着物姿の娘は教室の片隅で宿題をしたり、絵を描いたり、ゲームをしたりしています。
先生が娘に結んでくださった帯結び
先生が娘に着物を着せてくださるときは、わたしも自分で着物を着ようとしている最中なので、残念ながら先生の手元を見学する余裕がありません。
いつもできあがったところを見て、先生はやっぱりすごいと感動します。
せっかく着せてくださったものを写真にとっておく余裕すらないことが多いのですが、かろうじて撮ることのできた写真で3種類の帯結びをご紹介します。
小袋帯を使った先生の創作帯結び
小袋帯で結んでくださいました。
帯揚げで作ったお花が胸元に咲いています。
着物は大人用なので、おはしょりを作らず、「お引きずり」にして着せてくださいました。
お引きずりだと、娘もちょこまかせずにおとなしくしています。
ふくら雀(すずめ)
着物をお引きずりにして、名古屋帯で「ふくら雀」という帯結びをしてくださいました。
若い女性向けの帯結びです。
花寿(はなことぶき)
娘の身長が伸びたので、先生が試しに振袖を着せてくださいました。
結んでいただいた「花寿(はなことぶき)」は、七五三のときにも、成人式にも結べるおめでたい帯結びだそうです。
帯締めもアレンジしてくださいました。
そばで見聞きしているだけで、いろいろ覚える子ども
娘は直接レッスンを受けているわけではないですが、「身八ツ口(みやつぐち)」「襦袢(じゅばん)」「帯揚げ(おびあげ)」「帯締め(おびじめ)」など、着物にまつわる言葉を自然に覚えたようです。
レッスン後の後片付けはもちろん娘にも手伝わせますが、くり返すうちに着物をたためるようになったのは本当に良かったです。
わたしだけでなく、娘もあたたかく迎え入れてくださる先生に、いつも感謝しています。