和裁教室で次に作る着物の反物を準備しました。
今回は、2019年の家族旅行で福島県に行ったときに買った会津木綿の反物です。
前回の反省から、水通し前後のサイズの確認を失敗しないように注意しました。
水通しの結果、約3.8%縮みました。
自宅で会津木綿の水通し
落ち着いた緑色の会津木綿を選びました
福島県会津地方は古くから自家用の木綿が織られてきた地域です。
丈夫で吸湿性が良いのが会津木綿の特長だそうです。
2019年の家族旅行では工場見学を期待して山田木綿織元さんに伺いましたが、お盆期間だったため残念ながら見学できませんでした。
その代わり、実際に品物を見て買い物できたのが、こちらの反物です。
会津木綿というとポップな縞模様のイメージが強かったのですが、こちらの落ち着いた緑色に惹かれました。
長く着られそうですし、帯のコーディネイトにもそれほど悩まずに済むのではないかと思っています。
せっかく湯通しの方法を教えていただいたのに…!
木綿は水を通すと縮むので、仕立てる前にあらかじめ水を通してある程度縮めておく必要があります。
反物を買うとき、お店の方から反物の湯通しの仕方を教えていただいていました。
そのときメモを取っておけばよかったのですが、自分の記憶力を過信して何も記録していませんでした。
いざ水通ししようと思ったときには教わったことをあらかた忘れてしまっていました。
覚えていたのは、
・木綿の湯通しは家で十分できる
・お湯に浸ける
・乾ききる前に、適当な大きさの段ボールにしっかり巻き取るようにすれば、わざわざアイロンをかけなくても大丈夫
ということくらいです。
実際にわたしがやってみた水通し
せっかく習った方法は忘れてしまったものの、
・できるだけ縮ませるよう、しっかり水に浸す
・糊を落とすためにお湯にも浸ける
を意識して水通しをしてみました。
①バスタブに水を張り、一晩浸ける
家族全員がお風呂に入り終わってから夫にバスタブを洗ってもらい、21時から翌朝の6時までの約9時間、水に浸けました。
②お湯にも浸ける
いったんバスタブの水を抜き、反物全体が浸かるようにお湯を張りました。
そのまま7時30分頃までの約1時間半浸けておきました。
③洗濯機で洗って脱水し、干す
洗濯機で、洗剤なしで洗い15分、脱水9分をセットして回しました。
干すのは当日休みだった夫に任せました。
家に戻ると、こんな風に干されていました。
夫によると、8時半過ぎから干しはじめて、14時半くらいには乾いていたそうです。
④アイロンをかける
乾いた反物はだいぶしわしわになりました。
アイロンで地道にしわを伸ばした後、厚紙に巻き取りました。
水通しの結果、3.8%の縮みでした
水通し前の反物は、長さ 13m54㎝、幅 36.5㎝でした。
水通し後は、長さ 13m02㎝、幅 36.3㎝でした。
幅はほとんど縮みませんでしたが、長さは52㎝短くなったので、約3.8%縮んだ計算になります。
一晩水に浸けましたし、ワイルドめに洗濯機にかけたので、だいぶいい感じに縮んでくれたのではないかと思います。
反物の裁断は和裁教室の先生にお任せしますが、工程を楽しみつつ、ていねいに仕立てていきたいです。