1年半の和裁教室で作ったものと、大人の習い事

新しいことを習うって、たのしいですハンドメイド

習い事、何かされていますか?


わたしは「和」のものに興味が向きがちです。

娘がきっかけで着付け教室に通ううちに、和裁の基礎を学びたいと思い、和裁教室にも通いだしました。

和裁教室には月2回通っており、2019年3月で1年半になるので、どのようなものを作ったのかご紹介します。


また、大人の習い事について、チェックしていただきたいポイントやおすすめの頻度についてまとめてみました。

アラフォーが実体験した習い事の一例として、これから何か習い事をしてみようと思っている方のご参考になれば幸いです。

和裁教室に通いはじめて1年半で作ったもの

針の持ち方もわからず、運針もできない状態からスタートしてできあがったものです。

先生の根気強いご指導に感謝しています。

教室では先生の実演を間近で見ることができ、何気ない手の運びにほれぼれします。

和裁教室も着付け教室も、先生の技や動きを自分の目で直接見られるのが、一番の醍醐味です。

裾(すそ)よけ

裾よけ

運針、折りぐけ、本ぐけという和裁の基本の縫い方を習ってから、裾よけを作りました。
(和裁の3つの基本の縫い方については、こちらの記事もどうぞ)

基本の縫い方だけでなく、ものさしの読み方、和裁用のコテの使い方など、和裁の基本に慣れるために裾よけを作るそうです。

上前に当たる部分は、着たときにすべりが良いように、 先生が シルクの布を用意してくださいました。

半衿(はんえり)つけ

半衿つけ

必要に迫られ、急きょ半衿つけを教えていただきました。

着付け教室で使う練習用のポリエステルの長襦袢に半衿をつけました。

バイアス半衿と衿芯を使っており、衿芯は先生が絶妙な形でカットしてくださいました。

半衿つきのまま、たたんでネットに入れて洗濯していますが、形が崩れることもなく助かっています。

肌着

肌着

基本をきちんと習いたかったので、裾よけの次に肌着を作りました。

着付け教室では、もっぱら半そでワンピース型の肌着で練習しているので、着物用の肌着がほしかったのも作った理由です。

わたしの浴衣

わたしの浴衣と、娘に着せてみたところ

ネット通販で買ったアンティークの浴衣用反物を使いました。


作りはじめる前に水通しをしたのですが、ききすぎるほど糊のきいた生地でした。

一度に2~3針通すのがやっとで、途中で針を1本折りました。

その代わり、先生がつけてくださった印は見やすかったです。


月2回の教室で、約6ヵ月かかりました。

娘の浴衣を作るために、ためしに娘に着せてみたのが上の右側の写真です。

娘の浴衣

娘の浴衣と、大人サイズのまま娘に着せてみたところ

こちらも、ネット通販で買ったアンティークの浴衣用反物を使いました。

濃紺は娘には強すぎる色なので、紺地でも絞りが入っているこちらの反物を選びました。


わたしの浴衣の生地のような固さはなく、縫いやすくて針を折ることもありませんでした。

ただ、絞りのおかげで、先生がつけてくださった印が見にくく、目に厳しい生地でした。

できあがってしまえば、縫い目の粗が目立たないのでありがたい生地です。


先生と相談して、大人になっても着られる寸法で、身幅を狭めにしていただきました。

月2回の教室で、約6ヵ月かかりました。

大人サイズのまま、娘に着せてみたのが上の右側の写真です。

大人の習い事

【まずは見学】先生の説明が理解できる?できない?

やってみたい習い事があれば、まずは見学に行ってみましょう。

見学のときに、内容や費用などを確認するのはもちろんですが、その教室や先生の雰囲気を実際に感じてみることも大切です。


先生の説明を自分が理解できるかどうか、は大切な判断基準です。

見学の段階で、担当の先生の話されることが感覚的にでも理解できるなら良いのですが、見当もつかないようなら別の教室を探すことをおすすめします。


実は、わたしは絵にも興味があり、ある教室に見学に行ってみたことがあります。

先生も、すでに通われている生徒さんたちも、穏やかな雰囲気でいいなあと思いました。

でも、試しに描いてみるようすすめられた絵を先生に見ていただいたとき、先生は

「うん、目が見えている。いいね。」とおっしゃり、わたしの絵を手直ししてくださいました。

手直ししていただいた絵はもちろん良くなったのですが、わたしは、先生の言葉の意味が全く理解できませんでした。

先生の言葉が理解できないのでは、通い始めても続けられなくなるなと思い、絵の教室には通いませんでした。

新しいことを習うって、たのしいです

【頻度】おすすめは月2回

習い事は、ある程度続けることで先生に教わったことが自分の中に沁みていきます。

はじめるときには、「どのくらいの頻度なら、いやにならずに続けられそうか」ということも考えておくことが大切です。


週1回以上の頻度の習い事であれば、はじめに決めた頻度を後で変えられるかどうか、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

習いはじめは、新しいことを学べるわくわく感で気持ちも高揚しています。

1~2ヵ月たつと、高揚感は次第に落ち着きますが、習う内容は確実に先へ進んでいきます。

うまくできないことも出てくると思います。

習い事への気持ちがちょっと上向かないときでも、無理なく通えるのはどのくらいの頻度なのか、自分自身と相談してみると良いです。


わたしが通っている和裁教室も、着付け教室も、通う頻度は生徒さんごとにちがいます。

毎週の方、月3回の方、月2回の方、とさまざまです。

着付け教室でさまざまな頻度を試してみましたが、わたしにしっくりくるのは月2回です。


毎週だと、前に習ったことを忘れないうちに次のことを習えるのですが、疲労感が強いです。

2週間に1回の頻度だと、前に習ったことを忘れてしまうことも多いのですが、心身共に余裕を持って習えます。

また、自分が忘れてしまうことを分かっていれば、復習しておけます。

習ったことを何度かイメージするだけでも、だいぶちがいますよ。