お彼岸になると、おはぎが食べたくなります。
秋のお彼岸は、おはぎと共に栗ご飯の材料もスーパーに並ぶ時期でもあります。
おはぎと栗ご飯の両方を食べたくて、夫に持たせるお弁当にどちらも詰めてみました。
お弁当のテーマは「甘いものの後はしょっぱいもの」
おはぎを素通りできない!
お彼岸の時期は、折り込みチラシにもスーパーの店頭にも、それぞれのお店自慢のおはぎが並びます。
どうしても素通りできず、粒あんのおはぎが3つ入ったパックを買ってしまいました。
残念ながら、おやつにもデザートにもできないタイミングでした。
ちょっと悩みましたが、翌日の朝食とお弁当にすることにしました。
- おはぎ3つだと、わが家には足りない量
- 娘はこしあんのおはぎ以外は食べなくていいと言う
- 甘いおはぎとしょっぱい何かを組み合わせたい
という理由で、娘の好きな栗ご飯を炊くことにして、パック入りのむき栗も買いました。
パック入りのむき栗のおかげで栗ご飯も簡単に炊けます
本当は生栗をむいて炊き込むのが一番おいしいのでしょうが、わたしは予算と手間とモチベーションを考え、栗ご飯用のむき栗を使っています。
むき栗のパッケージに書かれている栗ご飯の炊き方を参考にして味付けします。
今回は、せっかくだから夕ご飯分の栗ご飯も炊いてしまいたいし、ボリュームを出したかったので、ふつうのお米ともち米を半分ずつの割合で3カップ分炊きました。
むき栗の他に、
・だし昆布 5×5cm分くらい
・日本酒 大さじ2杯
・塩(笹川流れの塩) 小さじ1杯強
・淡口醤油(うすくちしょうゆ) 小さじ1杯
・水 570ml(3カップから日本酒の大さじ2杯分少なくした量)
を加え、いつもと同じように炊きました。
娘にも好評の栗ご飯が炊けました。
甘いものの後はしょっぱいもの、おはぎと栗ご飯で満腹弁当
スーパーで買った3つのおはぎは、夫のお弁当とわたしの朝ごはんの一部になりました。
お弁当の中身は、
・おはぎ2つ
・栗ご飯おむすび2つ
・しょっぱい卵焼き
・ミニトマト
・きゅうりの漬物
・にんじん・しいたけ・油揚げの煮物
です。
栗ご飯がもち米入りなので、腹減らしな夫もかなり満腹になったようです。
おはぎを解体して食べていた幼い頃・・・
おはぎというと、祖母を思い出します。
実は調理師免許を持っていた祖母は、思い立つとおはぎを大量に作り、ご近所や親戚に届けていました。
あんこも小豆から煮て作ることが多く、祖母の自慢の一品だったのだと思います。
ただ、今ほどあんこが好きでなかった幼い頃のわたしは、祖母が手間ひまをかけて作ったおはぎのあんこをこそげ、中のもち米のかたまりを好んで食べていました。
あんこがごく薄くついただけのもち米が大好きでした。
こそげたあんこは、母のお腹におさまっていたのでしょう。
今なら祖母の作ってくれるおはぎをあんこごと堪能できるのに、と思うと残念ですが、あんこをこそげてしまった罪悪感のおかげで、祖母を懐かしめるのかもしれません。