突然の編み物熱
急に編み物をしたいと思い立ち、2014年10月から秋・冬を中心に編み物をしています。
当時はフルタイム勤務と家のことにへとへとになっていて、何かに没頭して現実から逃げたかったんだと思います。
はじめのうちは手軽に取り組めるかぎ針編みをしていましたが、2015年から棒針編みもするようになりました。
幼い頃に実母が手編みのセーターを編んでくれていましたが、習ったことはありませんでした。
黙々と編んでいると気持ちがすっとしてきますし、ものができあがっていく達成感もあり、やめられなくなります。
編み物もプロの先生に教わるチャンスがあれば上達も早いのでしょうが、今はまだ独学で試行錯誤しています。
これまで、何冊も本を買ったり、多くの編み物サイトを参考にしたりしてきました。
「編み物をはじめてみたい」という方へ、編み物初心者に親切で役に立つ本・ウェブサイトを3つご紹介します。
初めて編み物をするときに役立つ本・ウェブサイト3選
本:「いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎」日本ヴォーグ社
編み物の用具、糸の基本的な扱い方、基本の編み方から、イラストを多く使って解説してくれている本です。
何をするにも基本は大切です。
この本一冊に、マフラー、レッグウォーマー、帽子、ベスト、セーターなど定番の11作品の作り方が載っています。
ポンポンの作り方や、かぎ針編みのコードの編み方も説明されています。
いろいろな編み目記号の編み方も省略なしで載っているので、わからないことをすぐに確認できる辞典のような一冊です。
棒針あみだけでなく、かぎ針あみバージョンも出版されています。
ウェブサイト①:たた&たた夫の編み物入門
インターネットで編み物の編み方について検索すると、まずまちがいなくヒットするウェブサイトです。
「編み物入門」の言葉そのもので、基本の「表編み」「裏編み」についてここまで懇切丁寧に解説してくださっているサイトは他にないのではないでしょうか。
編み針の持ち方から説明されており、本やウェブサイトを参考に独学で編み物をはじめようという方にとてもためになります。
編み方の解説に写真ではなくイラストが使われていることで、わかりやすさが増しています。
編み物に関する多岐にわたるコラムも、中上級者向けの内容なのでしょうが、読み物として興味深く、筆者であるたた&たた夫さんの編み物への愛情がひしひしと感じられます。
たた&たた夫の編み物入門はこちら
ウェブサイト②:Atelier Knits
海外のニットパターンを日本語で紹介してくれるお店のウェブサイトです。
わたしは輪編みをすることが多いのですが、模様、特にボーダーを編もうとすると段差ができてしまいます。
Atelier Knitsさんのサイト内の、カテゴリー「チュートリアル」に、「段差のできないボーダーの編み方」という記事があります。
輪編みでも段差のできないボーダーの編み方をとてもわかりやすく解説してくださっており、いつも参考にさせていただいています。
写真解説なのですが、イラスト解説でないとうまく理解できないわたしでも、十分に理解できるわかりやすさです。
Atelier Knits さんのサイトはこちら
2018~2019年の秋冬に編んだもの
オーバースカートを編みました
編み物5シーズン目(棒針編み4シーズン目)の2018~2019年に完成できたのは、こちらのオーバースカートです。
「いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎」(日本ヴォーグ社)に載っている、編み込み模様のスカートの本体と、編み込み模様の帽子の模様を参考にしました。
寒さでお腹が冷えると調子が悪くなる娘に、腹巻代わりに良いかなと思いながら編みました。
ウエストとすその二目ゴム編み以外は、ひたすら表編みです。
「やわらかラム」という毛糸を使い、二目ゴム編み部分は6号輪針、本体部分は8号輪針で編みました。
8号輪針でのメリヤス編みのゲージが24目28段でした。
240目120段で編みました。
平置きでウエスト68cm/ヒップ90cm/丈40cmという、娘には大きめの仕上がりです。
ズボンの上に履くためのものなのですし、着ぶくれした服の上からでも履けるよう、これくらいでも良いかなと思いました。
毛糸:「やわらかラム」横田株式会社
わたしは、ふだん使えるものを編みたいので、使う毛糸も簡単に洗えるタイプのものを選びます。
よく使う毛糸は、ダルマ糸の横田株式会社さんの「やわらかラム」です。
「やわらかラム」はベビー・キッズ用の毛糸でふんわりした手触りですが、少しアクリルが混ざっているので洗ったときに縮みにくいです。
色も多く展開されていて、わたしは「ネイビー」と「きなり」の組み合わせが好きです。
編み針:輪針
棒針編みの編み針ですが、わたしは輪針しか持っていません。
編み物は作るものや使う毛糸によって編み針の号数(太さ)が変わってきますし、輪編みをするには複数の編み針が必要ですので、編み針は増える一方です。
輪針であれば、輪編みだけでなく平面の往復編みもできるので、手持ちの編み針が増えすぎることがなく便利です。
わたしは、針の号数(太さ)の異なる80cmの輪針をいくつか持っています。
80cmであれば、大人サイズのウエアも編めますし、針同士をつなぐコードを編み目の途中から引き出すようにすれば、小さなものも編めます。
輪針で、手袋、靴下などふたつ編む必要があるものを同時に編んでいくこともできます。
オーバースカートの今
娘のために編んだオーバースカートですが、娘に一度も履かれることなく春を迎えようとしています。
大きめに編んだので、次の冬はわたしが家で履くことにしようと思います。
娘には履いてもらえませんでしたが、編んでいる間はとても集中できて、楽しかったですよ。