娘が歯の矯正治療を受けています。
わたしも子どものときに治療を受け、いったん挫折しましたが、20歳で改めて歯の矯正治療を受けた経験があります。
歯の矯正治療の実体験を、費用、期間、痛みの状態も含めてご紹介します。
実例のひとつとして、どなたかのご参考になれば幸いです。
一般の歯医者さんから矯正治療専門の歯医者さんを紹介していただきました
きっかけは学校の歯科検診
「歯並びが悪いな~」と、娘の口の中を見るたびに思っていました。
乳歯のときはそうでもなかったのですが、少しずつ大人の歯が生えるようになって、どんどんガタガタの歯並びになっていきました。
あごが細くて小さい割には生えてくる大人の歯が大きく、「これは並びきらないだろうな」と素人でも感じていました。
わたしも歯の矯正治療を経験しているので、娘にも必要なら受けさせようと思っていました。
でも、どのタイミングで歯の矯正治療の相談をしたら良いのか迷っていました。
娘が小学3年生のとき、学校の歯科検診で、歯石がたまっているので歯医者さんに行くようにとのおたよりが来ました。
娘を初めて歯医者さんに連れて行くことになったので、そのときに歯の矯正治療のことも相談してみることにしました。
わたし自身の経験から、
- 一般の歯医者さんにお願いすれば、矯正治療専門の歯医者さんを紹介していただける
- 矯正治療で歯を抜かなければならないときや虫歯を治療しなければならないときは、一般の歯医者さんでの治療になる
ということがわかっていたからです。
一般の歯医者さんでの相談
歯医者さんで歯石取りやブラッシング指導を受けた後に、歯の矯正治療のことも相談に乗っていただきました。
「奥歯が外側を向いていて噛めていないこともあるので、まずは矯正歯科の専門の先生の診断を受けてみて、費用のことも含めて治療を受けるかどうか考えてみてはどうか。」
とアドバイスいただきました。
家族で相談し、歯医者さんから紹介していただける矯正歯科専門の先生のところに行ってみることにしました。
歯の矯正治療の大まかな流れ
歯の矯正の治療は、大まかに 一期治療 → 観察期間 → 二期治療 という流れです。
小学校低学年頃から始める一期治療で、ずれはじめた歯並びの軌道修正をします。
大人の歯が生えそろうまで経過観察をして、問題が残っていれば二期治療をします。
二期治療では歯を抜いたり、固定式の装置をつけたりという大掛かりな治療が必要です。
歯の矯正治療をはじめるまで
初診相談
2016年8月末に、一般の歯医者さんに紹介していただいた矯正歯科の先生のところで初診相談を受けました。
娘の場合は、
- 奥歯(6才臼歯)のかみ合わせがよくない = 全く噛めていない
- 上下の歯並びがでこぼこ
- 下の大人の糸切り歯(切歯)がおかしなところから生えている
- 上の大人の糸切り歯(犬歯)が縦でなく横に埋まっている
と、予想よりも手ごわい状態でした。
また費用については、当面の一期(早期)治療費として総額277,000円の見積でした。
家で、娘自身の気持ちを聞きながら家族で相談しました。
娘は、歯の矯正治療を受けているお友だちが何人かいたため、あまり抵抗感がない様子で治療を受けたいと言いました。
歯並びは一生の健康に関わることなので、治療を受けることにしました。
契約・支払いと治療その①
初診相談よりもさらにくわしい検査と診断を受けました。
矯正歯科の先生と契約書で治療契約を取り交わし、治療費を支払いました。
まずは「奥歯(6才臼歯)のかみ合わせがよくない = 全く噛めていない」ことの治療をすることになりました。
上の両奥歯が外側を向いてしまっているので、装置をつけて両奥歯の向きを直しました。
はじめのうちは2~3週間に一度の通院でしたが、おおむね1~1カ月半ごとの通院が続きました。
なるべく夫の休みの日に合わせて予約を取るようにして、できるだけ夫から歯医者さんに連れて行ってもらうようにしました。
治療と並行して、矯正歯科でのブラッシング指導、一般の歯医者さんでの3カ月ごとのフッ素塗布・ブラッシング指導も受けました。
約1年かかりましたが、娘の上の両奥歯は正しい方向を向いてくれました。
奥歯でしっかりかめるようになりました。
費用
ここまでに矯正歯科でかかった費用は288,360円でした。
当時うっかりしていたのですが、子どもの歯の矯正治療の費用は、医療費控除の対象となります。
さかのぼって申告することもできるので、きちんと手続きをしようと思います。
期間
約1年です。
2016年10月末に治療契約を結び、上の両奥歯が正しい方向を向いて装置を外したのが2017年11月頃でした。
ここからも、さらに治療は続きますが・・・。
痛み
娘がここまでの治療で辛かったのは、歯型を取るときの苦しさだそうです。
装置をつけたあとの違和感や、歯が動き出すときの痛みは、たいていは一晩で、長くても2日くらいで慣れていました。
大変だったこと
装置をつけている間は、キャラメル状の粘着性のものは避けるようにと言われました。
娘は、2017年のお正月にお餅が食べられなかったのをとても残念がっていました。
わたしは、デンタルフロスや専用の細いブラシを使って、娘の歯みがきの仕上げをするのが地味に大変でした。
3カ月ごとに通う一般の歯医者さんで、歯科衛生士さんから「お母さん、がんばってますよ~!」と仕上げ磨きの状態をほめていただいのがうれしかったです。
両奥歯の向きが治ってしばらくしてから、娘の歯の矯正治療は次の段階に進むことになりました。
その様子は、別記事にまとめたいと思います。