誕生日に退職願と退職届をプレゼント

夫よ、お誕生日おめでとう!ひとやすみ

2019年の夫への誕生日プレゼントを何にしようかと考えていた頃、夫は仕事上のストレスをとても強く感じているようでした。

「(今の職場を)辞めることになったらごめんね。」

と、わたしにつぶやいたこともありました。

わたしは、心身を不調にしてまで続けなければいけない我慢は不要だと思っているので、夫には「辛いなら辞めていいよ。」と言っていました。


夫は、ひとりで抱え込んで必要以上にがんばってしまう傾向があるので、自分を追い詰めなくていいよと伝えたくて、退職願と退職届を作ることを思いつきました。

夫に贈った退職願と退職届

いつでも提出できるように作った退職願と退職届

退職願と退職届

退職願と退職届は意味合いが異なり、

  • 退職願は、退職を会社に願い出るための書類
  • 退職届は、退職が決まってから、退職を会社に届け出るための書類(会社で規定の書式が用意されている場合もあります)

です。

夫の勤める会社にどのような規定があるかわからないので、両方作ることにしました。


インターネットで退職願・退職届のひな型を探してダウンロードし、日付を空欄にし、夫の名前・会社名・社長さんのお名前を記入しました。

プリントアウト後、はんこも押し、白い封筒に入れました。


いざという時に、きちんと提出できる本物を作りたかったので、転職サービス「doda」さんの、「【社労士監修】退職願・退職届の正しい書き方(テンプレート・手書き版・封筒の書き方見本あり)」というページとテンプレートを利用させていただきました。

日付を記入し、封をすれば、いつでも提出できます。

補足説明も兼ねて、手紙もつけました

紋切り型で手紙の台紙

いきなり退職願と退職届をプレゼントされたら、さすがに夫も面食らうだろうと思い、説明も兼ねて手紙を書きました。


手紙は、2018年12月1日(土)23:00からNHK総合で放送された「SONGS」で、大ヒット曲「トリセツ」について、 西野カナさんが大泉洋さんからの質問に答えている様子を見て思いつきました。

西野カナさんの「トリセツ」の主人公は、女子力が高いと思います。

夫も、女子力が高い(小さな変化に気づいてほしがったり、記念日をよく覚えていたり)です。

ということは、「トリセツ」の歌詞にあるように、夫も「手紙が一番嬉しい」のではないかと思いました。


手紙は白い便箋に書いたのですが、それだけだと淋しいので、黄色の画用紙で台紙を作りました。

誕生日を祝う気持ちや、お守りになるようにという気持ちを込めて、下中菜穂さんの「紋切り型 豆紋」「紋切り型 豆紋2」(出版元:株式会社エクスプランテ)の型紙を使ってモチーフを作りました。

作ったモチーフを色画用紙に貼って台紙にし、反対の面に手紙を貼りました。

常に持ち歩けるように、食品用フリーザーバッグに入れました

持ち歩けるよう、フリーザーバッグに入れました

退職願と退職届、白封筒に入れた現金を、台紙つきの手紙で包んで、食品用フリーザーバッグに入れました。

退職願たちを常に持ち歩いても、ぼろぼろにならないようにするためです。

フリーザーバッグのサイズがぴったりすぎて、出し入れしにくくなってしまったのが反省点です。

夫の反応

夫は、手紙を読んで、「はい・・・」と言っていました。

退職願と退職届には苦笑いしていましたが、現金はよろこんでくれました。

退職願と退職届と手紙は、フリーザーバッグごと、夫の「使うことの多い書類入れ」のかごにしまわれました。

2020年の誕生日にも退職願と退職届を贈ってみました

2019年に贈った退職願と退職届は使われることなく2020年の夫の誕生日を迎えました。

前回の反省点から、

・退職願と退職届の夫の氏名は自筆できるようにスペースを空け、印鑑を押す
・保管と持ち運びのためのフリーザーバッグは取り出しやすい大きさにする

の2点に注意し、新しく退職願と退職届を作りました。


退職願、退職届、メッセージカード、現金をおさめた封筒をフリーザーバッグに入れ、夫に渡しました。

2020年の夫への誕生日プレゼント

夫は苦笑しながらも、

「退職願も退職届もいらない! どこかで間違って落としたら紛らわしいから、捨てるぞ!」

と、前回とは違う反応でした。

「捨てるぞ!」と言いつつ、やはりフリーザーバッグごと書類かごにしまっていました。


「今の職場でがんばりたい」でも、「辛いから辞める」でも、「他にもっとやりたい仕事があるから辞める」でも、夫が元気に日々を過ごせるための選択は応援しようとわたしも気持ちを新たにしました。

今回は、会社名の変更や社長さんの交代がなければいつでも使えるように注意して退職願と退職届を作りました。

贈った退職願と退職届は夫が捨てずにいてくれるようなので、次回は別のプレゼントを用意しようと思います。