ごはん作りの意欲がわかないときは、びじゅチューン!飯

きょうのごはんのテーマ、ヒントはびじゅチューン!ごはん

毎日のごはん作りのメニューに困ることはありませんか? 

「買って済ませたり外食したりするほどでもないけど…」 

「新しいレシピに挑戦するのはおっくう」 

「使い切らなければならない食材もないなぁ」 

というとき、わたしはNHK Eテレ「びじゅチューン!」のアニメーションに登場する食べ物を作ってしのぐことがあります。
 

わりと簡単に作れるびじゅチューン!飯3つ

過去、再現に挑んだびじゅチューン!飯もありますが…

「びじゅチューン!」は、NHK Eテレで放送されている5分間番組です。

古今東西の美術作品を、アーティスト・井上涼さんの作った歌とアニメーションで楽しく紹介してくれます。(→ びじゅチューン!の公式サイトはこちら


びじゅチューン!に登場する食べ物はおいしそうなものがたくさんあります。

わたしが料理する意欲に満ちているときに再現に挑んだびじゅチューン!飯は、

・「洛中洛外シスターズ」の洛中洛外ホットドッグ
 → びじゅチューン!「洛中洛外シスターズ」の洛中洛外ホットドッグを作ってみました

・「ムンクの叫びラーメン」の叫びラーメン
 → びじゅチューン!「ムンクの叫びラーメン」のラーメンとムンク店長マグネットを作ってみました

・「ランチは地獄の門の奥に」の地獄スーパー限定ランチ
 → びじゅチューン!「ランチは地獄の門の奥に」のランチを作ってみました

・「噴火する背中」のママの晩ごはん
 → びじゅチューン!「噴火する背中」のママの晩ごはん

の4つです。

今回ご紹介するのは、料理の意欲がそれほどないとき、比較的に簡単だろうと思って作ったびじゅチューン!飯です。

「エスパーカフェ」のモーニングセット

「エスパーカフェ」のモーニングセット

エドガー・ドガの「カフェにて」をモデルとした作品「エスパーカフェ」に出てくるモーニングセットです。

エスパーの女性が念力で用意する設定です。


アニメーションに登場するパンの厚みを考えて4枚切りの食パンでバタートーストを焼きました。

ゆでたまごも、殻をむいて半分に切ってパンに添えました。

トースト、ゆでたまご、コーヒーのシンプルな組み合わせがおいしいかったです。

「写楽式洗顔」のきつねうどん

「写楽式洗顔」のきつねうどん

東洲斎写楽の「三代目大谷鬼治の奴江戸兵衛」をモデルとした作品「写楽式洗顔」にちらりと登場するきつねうどんです。

主人公の江戸兵衛さんが、勤務先の会社の社食でつるっと食べるきつねうどんがおいしそうだなと思っていました。


栃尾のジャンボ油揚げを煮た甘じょっぱ煮と、ふつうの油揚げを1枚もののまま煮た甘じょっぱ煮がどちらも冷蔵庫にあったので、両方とも乗せました。
(油揚げの甘じょっぱ煮については過去記事「栃尾のジャンボ油揚げを煮てみました&油揚げづくしの晩ごはん」をどうぞ)

ふつうの油揚げの下に栃尾のジャンボ油揚げをひそませました

ふつうの油揚げをめくると、ジャンボ油揚げがひそんでいます。

めんつゆ作りに使った醤油が濃いタイプだったので、予想以上にうどんが染まってしまったのが残念ですが、油揚げを思う存分楽しめました。

「何にでも牛乳を注ぐ女」のちらしずし

「何にでも牛乳を注ぐ女」のちらしずし

ヨハネス・フェルメールの「牛乳を注ぐ女」をモデルとした作品「何にでも牛乳を注ぐ女」に一瞬登場するちらしずしです。

社員食堂のショーケースに並ぶメニューの中にピンク色のハートをしたメニューがあるのですが、「びじゅチューン!DVD BOOK 4」(小学館)によると、ちらしずしなのだそうです。


堂々とちらしずしとは言えないのですが、酢飯にひじき煮を混ぜ込んだごはんをハート形に盛って、錦糸卵と桜でんぶをかけました。

娘は大喜びで平らげてくれました。

自分が食べたいものや作りたいものを作っていると…

ふだんのごはん作りは、基本的にわたしが食べたいものを作ります。

家族の好みを優先して作って、家族の良い反応を期待してしまわないようにするためでもあります。

リクエストされていないのに家族が好きだろうと思って作ったごはんは、期待した反応がないとちょっとがっかりしますし、度重なると疲れてしまいます。

自分が食べたいものを作り続けていると、ふと、家族が好きなものも作ってみようかなと思うときがくるので、そういうときだけ家族の好みを優先させたごはんを作ります。

気が向いたときだけ家族の好みを優先させる方が、「おいしい!」「また作って!」を聞けることが多いような気がします。


ちょっとやる気が出ないときや疲れているときは、なおさら自分の食べたいものを作ります。

大好きなびじゅチューン!に登場する料理にしようと思うと、作っているときから少しずつ楽しくなり、家族に「何がテーマの料理でしょう?」と問題を出す頃にはわりと元気になっています。

問題の答え合わせと検証のため、びじゅチューン!をじっくり見返しながら食べる時間も楽しいものです。