- スーパーで鶏手羽元がお買い得品になっている
- レタスが高額過ぎない
というとき、よく作るのが「すっぱい鶏」です。
要は鶏肉のさっぱり煮です。
夫の実家で晩ごはんを食べさせてもらっていたころ、義母がよく作ってくれてうれしかったメニューです。
ちょっとシャバシャバにできあがる煮汁をレタスにかけるのですが、しんなりして食べやすくなったレタスもおいしいですよ。
義母のすっぱい鶏
材料・用具
鶏手羽元 適量
今回は20本
ゆるめのゆで卵 適量
今回は5個
煮汁 めんつゆ : 水 : 酢 = 1.5 : 2 : 2.5の割合で鶏肉の量に合わせて用意
今回はめんつゆ150ml、水200ml、酢250ml
にんにくチューブ、しょうがチューブ 適宜
今回はどちらも切らしていたので、生のにんにく1かけを半分に切って使いました
レタス
ミニトマト
厚手の鍋か深型フライパン、落しぶた、菜箸
作り方
作り方は簡単です。
煮汁を煮立てる
↓
鶏手羽元を入れる
↓
もう一度煮立ったら落しぶたをして20分ほど火を通す
↓
ゆで卵は好みのタイミングで加える
で、できあがりです。
ゆで卵は煮すぎると黄身がパサついてしまうので、最後に加えて、煮汁に漬けておく程度にしています。
水の割合が多めなので、できあがりでも煮汁はシャバシャバしています。
洗って適当にちぎったレタスの上に鶏肉・卵を盛り、熱々の煮汁をちょっと多めにかけます。
あればミニトマトを添えます。
レタスは煮汁でややしんなりしますが、火を通すわけではないのでシャキシャキ感も残っています。
このレタスが、ちょうどいい付け合わせでおいしいんです。
余った煮汁も再利用
上記のレシピで作ると、煮汁がたくさん余ります。
Twitterのフォロワーさんから、鶏のさっぱり煮の煮汁で厚揚げと大根を煮るとおいしいと教わりました。
作ってみると、鶏のうま味と酢の酸味がほどよく効いた煮物ができました。
それ以来、大根の季節ではないときにもなるべく煮汁を再利用したくて、あれこれ試しています。
夏バージョン
夏に大根を買って煮物にしても失敗しがちです。
夏においしくて煮物にできる野菜、ということで、ナスとピーマンを選びました。
丸ナスは大きめのくし形に切って、ピーマンはヘタを切り落とし、丸ごと(=種ごと)使いました。
厚揚げもちょうど売り切れていたので、栃尾のジャンボ油揚げを入れてみました。
10分ほど煮ました。
どうしても色は悪くなってしまいますが、煮汁のしみたナスと夏の風味を添えてくれる丸ごとピーマンがおいしかったです。
栃尾のジャンボ油揚げも、煮汁をよく含んでくれました。
ちょっと疲れているときに食べたい「すっぱい鶏」
夫の実家で晩ごはんを食べさせてもらっていたのは、娘が保育園のプレ年少から小学校2年生までの約5年間です。
わたしは残業たっぷりのフルタイム勤務で、夫の体調不良なども相まってかなりストレスフルな日々でした。
仕事でくたびれ果て、それでもまだ早めに残業を切り上げられたときは夫の実家に直行して晩ごはんを食べさせてもらいました(遅いと義母がわたしの分の晩ごはんを別容器に詰めて持たせてくれていました)。
夫の実家に近づくときにすっぱい鶏の匂いがすると、ものすごくうれしかったです。
今は夫の実家にふだんの晩ごはんのお世話になることはなくなりましたが、義母のすっぱい鶏はよく作ります。
食べるときはいつも、わたしたちを気遣って黙って支えてくれていた義母を思います。