過去記事「元気がないときは単品パーティー【勇気の出る晩ごはん】」のように、わが家では量を増やした単品をひたすら食べる晩ごはんになることがよくあります。
急にシュウマイが食べたくなり、初めて手作りした日の晩ごはんはシュウマイパーティーになりました。
けっこうな頻度で開催してきたぎょうざパーティーよりも、後片付けが簡単でしたよ。
初めて作ったシュウマイでシュウマイパーティー
急にシュウマイが食べたくなったのはNHK Eテレ「びじゅチューン!」からの連想
わたしが愛してやまないテレビ番組の筆頭が、NHK Eテレの5分間番組「びじゅチューン!」です。
アーティスト・井上涼さんの歌とアニメーションで古今東西の美術作品を楽しく紹介してくれるびじゅチューン!作品のひとつに「貴婦人でごめユニコーン」があります。
6連作の織物(タピスリー) 「貴婦人と一角獣」(フランス国立クリュニー中世美術館所蔵)がモデルです。
「貴婦人でごめユニコーン」では、貴婦人さんがミスを連発しながらも五感をフル活用して会社勤めし、新しいあんまんの開発に挑んでいます。
びじゅチューン!「貴婦人でごめユニコーン」がきっかけで、ふかふかの蒸したてあんまんが食べたくなりました。
その日の晩ごはんを何にしようかとも考えていたので、「蒸す」つながりでシュウマイを思いつきました。
わが家には電子レンジも蒸し器もないので、これまでシュウマイが晩ごはんのおかずの選択肢に入ることはありませんでした。
シュウマイを作るためにはひき肉をこねる工程があり、手がぬたぬたになることは免れませんが、それでも無性に食べたくなりました。
野菜と一緒に蒸し煮にすればいいや!と考え、初めてシュウマイを手作りすることにしました。
シュウマイ以外の料理まで作るのは面倒… → シュウマイパーティーにしちゃえ!
初めての手作りシュウマイは、NHK きょうの料理のレシピサイト「みんなのきょうの料理」に載っている土井善晴さんの「シューマイ」や、シュウマイの皮のパッケージに記載されているレシピを参考にしました。
スーパーで割引シールが貼られた豚ひき肉に、調味料を加えてこね、片栗粉をまぶした玉ねぎをあわせてタネにしました。
シュウマイの皮で包むのも初めてで美しい形にはできませんでしたが、ぎょうざ作りに比べると包むために水を用意する必要もなく、より手軽だなと感じました。
シュウマイを蒸す直前まで準備したところで、ごはんを炊いたり、みそ汁を作ったり、付け合わせを考えたりするのがものすごく面倒になりました。
シュウマイが40個ほどできたので、多めの野菜とシュウマイだけの晩ごはんにすることにしました。
ホットプレートに多めのキャベツともやしを敷き、その上にシュウマイを並べ、100mlほどの水を注いで蓋をし、蒸し焼きにしました。
夫とわたしはからし醤油を、娘は醤油をつけて食べました。
野菜も蒸されて食べやすくなっているので、ぺろりと平らげました。
ホットプレートを使うときは、テーブルや床への油跳ねが気になるので新聞紙を周囲に敷きます。
油がいつも驚くほど遠くまで飛んでいるからです。
今回のシュウマイパーティーでも念のため新聞紙を敷きましたが、ぎょうざを焼くのとはちがい、蓋をして蒸すだけなので油跳ねがありません。
食器洗いもテーブル周囲の後片付けも拍子抜けするほど簡単でした。
疲れてるわけじゃないけど単品でパーティー
気が乗らないまま何品も作るより、ちょっと手間をかけた一品を味わうだけの晩ごはんも気楽でいいものです。
必要以上に周りを汚すこともなく、後片付けも簡単で、蒸し野菜もたくさん食べられるシュウマイパーティー、おすすめです。