2020年4月中に、娘の中学校を通じてガーゼマスク1枚、わたしの職場(介護事業所)を通じてガーゼマスク1枚と立体布マスク1枚が配布されました。
政府から一世帯2枚ずつ配布される予定の布マスクがわが家に届いたわけではありませんが、似たようなガーゼマスクが届くのかなと思っています。
「小さい!」という声もあるというガーゼマスクを洗ってみました。
ガーゼなら仕方のない縮みなのでしょう。
娘やわたしが着ける分にはいいのかもしれませんが、不織布マスクに慣れているので心許ないサイズ感です。
洗ってくり返し使うには、もう少し顔を覆う面を広くして、フィットさせたいと感じます。
配布されたガーゼマスクを解体してリメイクされる方もいらっしゃるそうなので、わたしも挑戦してみました。
配布されたガーゼマスクにさらし布を足してリメイクしました
ガーゼマスクを解体してみると…
マスクの縫い目をほどいてもう一度洗い、乾かしてアイロンをかけました。
27.5㎝×60㎝くらいのガーゼ1枚と、ゴムひも2本になります。
解体作業を通じて、ガーゼマスクは1枚のガーゼを折りたたんで十五重にしていることがわかりました。
プリーツマスク
配布されたマスクを解体してできたガーゼを四つ折りにして裏布とし、2枚重ねにしたさらし布を表布にして、プリーツマスクを作りました。
nunocoto fabricさんの「【型紙不要】花粉に負けない…!下向きプリーツ(花粉症用)マスクの作り方」を参考にさせていただきました。
せっかくなので、ノーズワイヤーも付けてみることにしました。
不織布マスクのノーズワイヤーを取り出し、洗って乾かして使いました。
裏布の四重ガーゼの間に挟み込んで動かないよう周りを縫いました。
プリーツを寄せた後に三つ折りをしてひも通し部分を縫うので、だいぶ分厚くなります。
ひと針ずつ針を抜きながら、できるだけまっすぐになるよう気を付けて縫いました。
ガーゼマスクよりも顔を覆う部分が広がり、ノーズワイヤーのおかげでフィット感も増しました。
立体マスク
立体マスクも、配布されたマスクを解体してできたガーゼを四つ折りにして裏布とし、2枚重ねにしたさらし布を表布にしました。
さらし布と伸縮性包帯を使って手縫いのマスクを作ったときと同じ手順で作りました。
ガーゼマスクのゴムひもを使えたので、ゴムひもの調達に困らずに作ることができました。
顔に触れる部分がさらし布よりもやわらかいガーゼなので、快適です。
配布された立体布マスクには消しゴムはんこ
わたしの職場を通じて、ガーゼマスクの他にもう一枚、こちらの布マスクも配布されました。
伸縮性のある一枚布で作られた立体タイプのマスクです。
家に持ち帰ったところ、娘が「わたしが使うから、パンダのはんこを押して!」と言うのでリクエストに応えました。
布用スタンプインクを使って消しゴムはんこを押し、アイロンで熱を加えて色を定着させました。
わたしが手縫いで作った立体布マスクに比べ、上下がわかりやすいのではんこで印をつけなくても大丈夫そうです。
でも、このひと手間で娘が大事に使ってくれるなら、それもいいかなと思います。
少しでも使いやすく
2020年5月上旬現在、わたしの職場でもサージカルマスクの入手が困難な状況が続いています。
一度使ったマスクを各自洗って再利用したり、布マスクを併用したりしながら、安定した品質と価格のサージカルマスクが再供給されるのを待つしかありません。
職場(と娘の学校)から配布されたガーゼマスクは、わたし自身が使い続けやすいようにリメイクできたので、場面に応じて使い分けながら乗り切っていこうと思います。