すっかりはまってしまった背守りモチーフでの紙刺繍。
ただ刺繍するだけではつまらないので、紙を折って作れるポチ袋に背守りモチーフを紙刺繍してみました。
紙刺繍で作るポチ袋の作り方
材料・用具
![紙刺繍のポチ袋 材料と用具](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/185151fd72534f74c6c80196bd46101e.jpg?resize=638%2C400&ssl=1)
和紙
和紙は繊維が絡まり合っていて破れにくいので、薄手でも扱いやすいです。
和紙で作られているコピー用紙や折り紙を使いました。
紙刺繍の下絵
わたしは背守りを紹介しているこちらの二冊を参考にしています。
シンプルで形が好みのモチーフをポチ袋に合わせて小さめに描き出して準備しました。
糸と針
木綿の手縫い糸でもいいのですが、絹の手縫い糸は光沢があっておすすめです。
目打ち
目打ちを使うときの台(カッティングボードや段ボールの切れ端)
はさみ
作り方
①ポチ袋を折る
![紙でポチ袋を折ります](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/39b7c395f6f3a8e3ae8f41ad72c3a7dc.jpg?resize=593%2C400&ssl=1)
用意した和紙でポチ袋を折ります。
折り方のリンク等は、過去記事「A4サイズの紙でお金を包む方法あれこれ:ポチ袋や古封筒の代わりに使うなら…?」からどうぞ。
➁下絵に沿って穴を開ける
![下絵に沿って穴を開けます](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/04422f52a1d64285c06ff6ab5aa0b9e1.png?resize=594%2C400&ssl=1)
折ったポチ袋をいったん開き、できあがりをイメージしながら好みの位置に下絵をセットします。
目打ちで穴を開けます。
![穴を開け終わりました](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/b179709d28cadbc6390180086ea7acb2.jpg?resize=639%2C400&ssl=1)
③刺繍する
基本の返し縫いなら裏側に紙を貼って
![開けた穴に糸を通します](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/014ce608b2600139e5e57f73f115a39c.jpg?resize=594%2C400&ssl=1)
開けた穴をつなぐように糸を通していきます。
返し縫いで線をつないでいくと、
![返し縫いで糸を通した時の裏側](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/2040394df8e3eb6c29e587ed33eaa818.jpg?resize=594%2C401&ssl=1)
上の写真のように、裏側はごちゃごちゃしてしまいます。
![裏側に紙を貼って仕上げます](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/2e7195e7fc11399bd64d3bb4544ef2f0.jpg?resize=618%2C400&ssl=1)
裏側のごちゃごちゃを隠すため、別の紙を貼って仕上げます。
別の紙を貼るときは、のりではなく両面テープを使います。
のりは和紙の表面に染みのように跡が残る場合があるので、両面テープがおすすめです。
できるだけ裏側も整うように糸を通す
わたしは、表も裏もほぼ同じ見た目になるように糸を通しています。
まず、返し縫いではなく、いったん並縫いで進みます。
![裏もなるべく整うように...①](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/699ac62e4c1dd8d22b02fdc1bbd1ab00.jpg?resize=594%2C400&ssl=1)
これまでとは逆回りに、並縫いで戻ります。
![裏もなるべく整うように...➁](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/51e29bb3bf3b69534ee77af06d980caf.jpg?resize=594%2C400&ssl=1)
二回並縫いをして、一本の線を仕上げるイメージです。
![裏もなるべく整うように...③](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/919bb5636f2618b1d451d43e9cd4096c.jpg?resize=594%2C401&ssl=1)
ひとつのモチーフの途中で糸を継がずに刺し、始まりの糸と終わりの糸を結んで完成です。
どう縫い進めたら表と裏でほぼ同じ見た目になるか考えるのは、ちょっとした頭の体操になります。
④できあがり
なるべく紙がしわにならないように気を付けながら紙刺繍し、もう一度ポチ袋の形に折ったら完成です。
![紙刺繍のポチ袋 できあがり](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/b1f435f0a6ec0ed24fa4df3eb4a7ace6-1.jpg?resize=594%2C400&ssl=1)
紙刺繍で作る背守りモチーフのポチ袋
モチーフ、使う紙や糸の色のちがいでいろいろなイメージのポチ袋を作れます。
![紙刺繍のポチ袋①](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/30e895807138dc719e0272ed9e4dc1a6-1.jpg?resize=710%2C400&ssl=1)
左から、
・松、竹、梅
・千鳥、富士山、帆掛け船
・飛鶴、亀
です。
裏側もなるべく整うように紙刺繍したので、
![紙刺繍のポチ袋①裏側](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/92ac190c457615a841c06b59dc80f824.jpg?resize=710%2C399&ssl=1)
こんな感じです。
同じモチーフでも糸の色を変えると、
![紙刺繍のポチ袋➁](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/ac09a15464b1c721b11e72f344acbe41.jpg?resize=711%2C400&ssl=1)
ずいぶん雰囲気が変わります。
こちらは、
![紙刺繍のポチ袋③](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/3d2ee701cfcdf6f68c99ca1b5cfe6534.jpg?resize=712%2C401&ssl=1)
左から、
・梅、蝶、桜
・麻の葉車、六方亀甲形、雪の結晶
・麻の葉
です。
金色の糸もいいですが、銀色の糸も捨てがたいです。
さらに、亀モチーフだけで作ってみたのがこちらです。
![紙刺繍のポチ袋④とお守り](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/12/745cac6aae300697ed74d491517c939b.jpg?resize=713%2C401&ssl=1)
左端に写っているお守りは、夫の祖母 → 夫 → わたし、と伝わってきて、今はわたしの車の中にあるものです。
金銀の亀がかわいらしくてお気に入りなので、このお守りにならって金銀の亀をポチ袋に紙刺繍しました。
ポチ袋はすぐにできあがって作業も楽しいので、自分で使う以上についたくさん作ってしまいます。
友人に5枚1セットで受け取ってもらうなどして、手元に残り過ぎないように苦心しています。