折り紙をするとき、わたしが一番お世話になっているのが折り紙作家・カミキィさんの著書とYouTubeです。
カミキィさんは、かわいらしくて折りやすい作品をたくさん紹介してくださっています。
2018年の「カミキィの季節のおりがみ」に続き、2020年9月に「カミキィのか和いい季節のおりがみ」が出版されました。
この2冊が手元にあれば、折り紙を一年中楽しめます。
さっそく新刊を手に入れたわたしは、2020年9月の四連休を折り紙三昧で過ごしました。
まずは一年の季節の花を折ってみました
5㎝角の折り紙で
「カミキィの季節のおりがみ」と「カミキィのか和いい季節のおりがみ」より、一年の各月にちなんだ植物を折ってみました。
全て5㎝角の折り紙をベースに使っています。
左上から、
1月 松・竹の葉(季節のおりがみ)
2月 梅(か和いい季節のおりがみ)
3月 八重桜(か和いい季節のおりがみ)
2段目左から、
4月 タンポポ(か和いい季節のおりがみ)
5月 四つ葉のクローバー(季節のおりがみ)
6月 菖蒲(か和いい季節のおりがみ)
3段目左から、
7月 朝顔(季節のおりがみ)
8月 ヒマワリ(季節のおりがみ)
9月 コスモス(か和いい季節のおりがみ)
4段目左から、
10月 菊(か和いい季節のおりがみ)
11月 紅葉(季節のおりがみ)・イチョウ(か和いい季節のおりがみ)
12月 椿(季節のおりがみ)
です。
難しかったのは、3月の八重桜と10月の菊です。
本だけで完成にたどり着けなさそうなときには、カミキィさんのYouTubeがあるので安心して取りかかれます。
ひとつひとつのモチーフも魅力的ですが、一年分がそろうとまた別のかわいらしさが出るなぁと感じました。
千代紙で折ると…
5㎝角サイズで、しかも、全て千代紙を使って折ってみました。
千代紙のにぎやかさがよく分かります。
びじゅチューン!「その天女、柄マニアにつき」に登場する天女さんの気分を味わえました。
千代紙は普通の折り紙より厚めなので、ちょっと折りにくかったです。
同じモチーフでも千代紙を使うだけで急にレトロな雰囲気になるのがおもしろいですね。
十二支も折りました
「か和いい」にちなんで千代紙で
「カミキィのか和いい季節のおりがみ」では、カミキィさんらしいかわいらしさを備えた十二支の折り紙が紹介されています。
つまり、12年楽しめるお得な本なのです。
本のタイトルの「か和いい」にちなんで、手持ちの千代紙を使って折ってみました。
こちらも、全て5㎝角に切った千代紙をベースに使いました。
千代紙の柄が強すぎる場合は、裏の白い面を使って中和させました。
左上から、
子(ねずみ)
丑(うし)
寅(とら)
卯(うさぎ)
2段目左から、
辰(たつ)
巳(へび)
午(うま)
未(ひつじ)
3段目左から、
申(さる)
酉(とり)
戌(いぬ)
亥(いのしし)
です。
難しかったのは、子(ねずみ)の耳の部分と未(ひつじ)の角です。
特に未(ひつじ)の角は千代紙の厚みでうまく折りくせがつかず広がったままになってしまいました。
でも、千代紙の柄のおかげでかなり楽しいイメージの十二支になりました。
赤色の折り紙だけで紅白にしてみると…
和柄だけが和テイストではなく、おめでたさをシンプルに現すのは紅白では…?と思い、赤色の折り紙で同じ十二支モチーフを折ってみました。
15㎝角の赤色の折り紙2枚分を5㎝角に9等分して使いました。
裏面の白を意識して使ってみました。
赤と白の2色だけでも(顔を描いたボールペンの黒も含めると正確には3色ですが)、けっこういろいろなことができるものだなと感じました。
絶妙にかわいいカミキィさんの折り紙たち
カミキィさんの折り紙は、リアル過ぎず、デフォルメされ過ぎず、絶妙にかわいい作品を作れるのが魅力です。
今回のように5㎝角の折り紙で作るとちょうどいいサイズになるので、カードやはがきの隅に貼るのが好きです。
絶妙なかわいらしさ、親しみやすさを保ちつつ、一般のわたしたちでも作れる折り紙作品の創作を続けておられるカミキィさんは本当にすごいなぁと改めて感じます。
2018年の「季節のおりがみ」に加え、2020年9月に出版となった「か和いい季節のおりがみ」があれば、いろいろなバリエーションで折々の折り紙を楽しめるので、おすすめですよ。