姪の入学祝いを贈るためのご祝儀袋を、ハンカチと水引細工のヘアゴムで作ってみました。
![ハンカチと水引細工のヘアゴムで作るカジュアルなご祝儀袋](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/0d29642bcc404584c0c4a5dc77490d39.jpg?resize=507%2C400&ssl=1)
和紙と水引で作られるご祝儀袋よりもずいぶんカジュアルになりますが、中身のお金だけでなく、包みに使ったハンカチとヘアゴムも使ってもらえます(おそらく)。
ごく親しくて、こちらの意図を汲んでもらえる相手なら、こんなご祝儀袋もありかなと思います。
ハンカチと水引細工のヘアゴムで作るカジュアルなご祝儀袋
水引細工のヘアゴムは、フルーツの盛りかごと水引の飾りの作り方を習ったときにいただいた資料と、手元にありながらも眺めるだけだったこちらの本を参考にして作りました。
材料・用具
ハンカチ
![姪に贈ったハンカチ](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/818013fe22d268c849ac4bed88011240.jpg?resize=372%2C401&ssl=1)
雑貨屋さんで、やや大人っぽいデザインのものを選びました。
売られていたときの折り目をきれいに消すため、一度洗濯しました。
水引
![付録の水引](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/e585323ee70e7144103ccf48cfac8906.jpg?resize=607%2C401&ssl=1)
「水引細工のアクセサリー 付録つきですぐ作れる!」(ブティック社)の付録の絹巻水引を使いました。
水引は5色あったのですが、ハンカチの色柄に重なったときにしつこくならないよう、水色だけで作ることにしました。
もともと90㎝の水引をカットして3本にしました。
ヘアゴム
![ヘアゴム](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/d2a4baad9407f48bff7b61c56d2763fb.jpg?resize=371%2C401&ssl=1)
すでに輪になっているタイプだと小さすぎるので、ひも状のヘアゴムを使いました。
ご祝儀袋を留めるのに必要な長さに少し余裕を持たせて切っておきます。
ご祝儀の中身
![ご祝儀の中身](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/6e300e4b1f75f45055b1c396ed92f998.jpg?resize=629%2C401&ssl=1)
ご祝儀袋の短冊を省略すべく、中袋に入学祝いであることを書きました。
七十二候の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」をイメージして作った「宝結び(胡)蝶」の消しゴムはんこで封をしました。
用具
・手芸用ボンド
・洗濯ばさみ
・はさみ
・アイロンとアイロン台
を用意しました。
作り方
①梅結びのヘアゴムを途中まで作る
![梅結び](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/fc334ff6fce3589ec9d20eb48790face.jpg?resize=370%2C401&ssl=1)
水引で梅結びを作ります。
(さまざまなサイトで作り方が紹介されていますので、ここでは省略します。)
![梅結びにヘアゴムを付けました](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/47ad5254f6fe82a32b1dd984d2e31dfb.jpg?resize=576%2C401&ssl=1)
梅結びの裏側で、水引の両端を手芸用ボンドで接着させて形を固定します。
このとき、水引でヘアゴムをはさむようにして接着させました。
![梅結びとヘアゴムの飾り](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/5ab897ff13ce42687f15febcab6c5ece.jpg?resize=594%2C400&ssl=1)
ヘアゴムの端は、結ばないままにしておきます。
②ハンカチにアイロンをかけながら中身を包む
ハンカチにアイロンを掛けながらご祝儀の中身を「たとう包み」で包みます。
今回選んだハンカチは枠の中に花柄が散っている、薄手のハンカチです。
できあがりで柄の枠が表に透けないよう、何度か包み方を試してから本番に臨みました。
![ハンカチにアイロンをかけながら中身を包む-1](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/24391a454d4f0230b3fb1a5facbda553.jpg?resize=635%2C401&ssl=1)
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![ハンカチにアイロンをかけながら中身を包む-2](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/d5cea2b52c958c0237bdebd7827b5ae2.jpg?resize=635%2C401&ssl=1)
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![ハンカチにアイロンをかけながら中身を包む-3](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/06d08b250350360377ee7d3d1e268863.jpg?resize=635%2C400&ssl=1)
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![ハンカチにアイロンをかけながら中身を包む-4](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/0b516b059c2d10c27d20bfce88fe47c7.jpg?resize=631%2C401&ssl=1)
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![ハンカチのご祝儀袋・裏側](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/90a327bb43a1ffdce9cefd1705c88f99.jpg?resize=369%2C401&ssl=1)
お祝いなので後ろの重なりは下側が表になるようにします。
はじめに枠が内側になるように折って幅を調整してから包みはじめることで、表に余計な柄が透けず、すっきりしたできあがりになりました。
③梅結びのヘアゴムで封をします
![ハンカチと水引細工のヘアゴムで作るカジュアルなご祝儀袋](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2020/05/0d29642bcc404584c0c4a5dc77490d39.jpg?resize=507%2C400&ssl=1)
形が崩れないように注意しながら、ハンカチの中央に梅結びがくるようにヘアゴムの両端を裏側で結んだらできあがりです。
②で中身を包みはじめるときに厚紙を敷けばよかった、というのが反省点です。
やわらかい紙と薄手の布で作られているので、どうしても全体がくたっとしてしまいます。
持ち運びや、実際に手渡すときのことを考えると、少し張りを持たせた方がいいです。
次に作るときには、中袋の大きさに合わせた厚紙を敷いて包もうと思います。
改まった場には使えないかもしれないけれど…
ハンカチを使ったご祝儀袋は、相手によっては控えた方が無難という考え方もあります。
理由は、
・ハンカチは漢字で手巾(てぎれ)と書くので、手切れ、縁を切る、別れを連想させて縁起が悪いから
・ハンカチは涙を拭くものというイメージがあるから
だそうです。
ハンカチを漢字で手巾と書き表すとしても、読み方は「しゅきん」ですし、わたし自身が受け取る側なら特に気にしません。
むしろ、かわいらしく縁起のよい柄のハンカチが使われたご祝儀袋ならとてもうれしいです。
悲しいときに涙を流せるのは良いことですし、涙を流すのはネガティブなときだけでなく、うれしいときや感動したときなどにもあてはまりますしね。
ただ、贈る相手が
・どのような考え・思いを持つ方なのかわからない
・昔ながらのマナーを重んじる方のようだ
というときは、ハンカチを使ったご祝儀袋は適さないかもしれません。
こちらの祝う気持ちを相手に快く受け取っていただく目的を果たすためにはどうしたらいいか、その時々で考えてみるのが大切ですね。
叔母の趣味に付き合ってくれる姪
今回入学祝いを渡した姪は、わたしが初めて身近に接した赤ちゃんでした。
ベビーカーに乗せて散歩に出かけたり、一緒にお風呂に入ったり、寛大な義姉のおかげで赤ちゃんのお世話の良いところだけ堪能させてもらいました。
「こんなにかわいい子、他にいるだろうか?」と本気で思いましたし、食べちゃいたいくらいかわいいという気持ちも姪に教わりました。
そんな姪も大学生です。
ずいぶん大きくなりましたが、気持ちのやさしさは変わらずにいてくれるのがうれしいです。