過去記事「みかんに助けられる日々」でも触れましたが、グレープフルーツやはっさくなど、薄皮ごと食べるのに厳しいみかん類の皮をむくのが割と好きです。
わたしが没頭する手作業のうち、家族がダントツで歓迎してくれるのはみかんの皮むきだと思います。
2020年のゴールデンウィークは出かけることなく時間がたっぷりあります。
スーパーでお買い得品になっていた「河内晩柑」というみかんの皮むきをし、そのまま味わう他に、寒天ゼリーを作りました。
熊本県産の河内晩柑を4つむきました
いろいろな名前を持つ河内晩柑
家で長い時間を過ごすのに、たまには大きいみかんの皮むきでもしようかなと思いながら行ったスーパーで見つけたのが、熊本県産・完熟河内晩柑です。
セール品になっていたうえ、商品パッケージに「見かけは悪いが味はピカイチ!サラダに入れても美味!」と表示されていて買わずにはいられませんでした。
初めて接する名前のみかんだと思い調べてみると、
河内晩柑(かわちばんかん)とは、柑橘類の一種である。美生柑(みしょうかん)、愛南ゴールド(あいなんゴールド)、宇和ゴールド、ハーブ柑、天草晩柑、ジューシーフルーツ、ジューシーオレンジ、灘オレンジ、夏文旦などとも呼ばれる。
Wikipedia「河内晩柑」
とのこと。
今まで、「美生柑」、「宇和ゴールド」の商品名で売られていたものは何度か買ったことがあるような気がします。
河内晩柑は、熊本県熊本市西区河内町で1935年に発見された自生種で、実をつけたまま冬を越すのだそうです。
4つで約90分かかりました
洗って表皮を取り除いた河内晩柑をいつものテーブルにセットして皮むきをしていきます。
身離れがよく、粒もひとつひとつがしっかりしていて、細かくなりがちでした。
4つ分の皮むきに約90分かかりました。
崩れずに皮むきできたものは、そのまま味わいました。
河内晩柑は見た目がグレープフルーツに似ていて、和製グレープフルーツとも称されるそうですが、グレープフルーツよりもやさしくまろやかです。
苦みはほとんどなく、とてもさわやかでおいしかったです。
みかんの缶詰と一緒に寒天ゼリーを作りました
身が崩れてしまった方は、みかんの缶詰を加えて寒天ゼリーにしました。
わたしはごくゆるめの寒天ゼリーが好みです(→過去記事「【ゆるゆる寒天ゼリー】表示の2倍強の水分でやわらかに」)。
今回は、
・粉寒天 1g(だいたい小さじ1/2杯分)
・水 100ml
・缶詰のシロップと河内晩柑の果汁を合わせて 約250ml
で、砂糖は使わずに作りました。
缶詰のシロップやみかんの実が甘いので、砂糖なしで大丈夫でした。
ゼリー部分よりも圧倒的に果実が多く、食べ応えのある仕上がりとなり、家族にも好評でした。
冬のみかんとは違う、大きいみかん類のおいしさ
冬によく食べる温州みかんは、皮むきも手軽で安定のおいしさです。
今回の河内晩柑もそうですが、大きいみかんは皮むきにちょっと手間取ります。
控えめな甘みとさわやかな酸味、ほのかな苦みは、春から夏にかけてがちょうどおいしく味わえる時期なのかもしれません。
スマイルカットにするのも手軽で便利ですが、たまにはじっくりみかんの皮むきをすると、柑橘類のなじみ深い香りに気持ちもリフレッシュされるのでおすすめですよ。