ゆで卵は、卵をゆでるだけでできる簡単なおかずです。
でも改めてレシピを調べてみると、
- 卵を室温に戻しておく
- ゆでるときに酢を入れる
- ゆで始めは菜箸で転がす
など、工夫の余地がありすぎて、気軽で簡単に作れるという印象からどんどん遠ざかります。
わたしは日々のお弁当作りでゆで卵を使うことが多いので、室温に戻さず、酢も菜箸も使わず、できるだけ手間を省いて作っています。
ご参考までに、わたしがふだん作っているゆで卵のゆで時間と、ゆで卵を半分に切る方法をご紹介します。
ゆで卵は水から何分?
冷蔵庫から鍋に直行した卵を水からゆでて、ゆで卵にします。
鍋に火をつけてからの時間で、こんなゆで具合になります。
左から、水からのゆで時間9分、11分、13分です。
火は、鍋の脇からギリギリ出ないくらい = 鍋にとっての強火です。
火をつけてから6分くらい経つと沸騰します。
水からのゆで時間9分
水から9分だと、白身はやわらかめで黄身がとろりとしていて、殻をむくのに注意が必要です。
ふるふるとしたゆで卵に仕上がりますので、お弁当向きではありません。
9分のゆで卵を白ごはんに乗せてしょうゆを垂らして食べるのが娘のお気に入りです。
水からのゆで時間11分
水から11分だと、白身は固まっていますが黄身はしっとりしています。
夫は、このくらいが好きなようです。
水からのゆで時間13分
水から13分だと、パサつきや黄身と白身の間の黒ずみのない、やや固めのゆで加減です。
わたしは、生卵や半熟卵が苦手なので、このくらいのゆで時間が必要です。
できるだけ簡単に
ゆで卵を作るのに、卵を室温に戻しておくという方法や、ゆで始めて沸騰してからの時間を計る方法もあります。
でも、夏と冬で「室温」はちがいますし、沸騰具合の見極めも意外とむずかしいです。
わたしは、冷蔵庫から鍋に直行した卵を水から何分ゆでるか、ということだけ注意しています。
ゆで卵を指で半分に割ればストレスフリー
ゆで卵を半分に切るとき、包丁を使うと黄身が刃にくっついてしまうことがあります。
当然ながら、包丁とまな板を準備し、使ったら後片付けをしなければなりません。
実母から、「ゆで卵は細い糸で切ればいい」と教わってからはずっと糸で半分に切ってきました。
でも、NHK「きょうの料理」で料理家・栗原はるみさんの出演された放送を見ていたら、サラダに加えるゆで卵を指で4~6つに割っておられました。
ためしに、ゆで卵を指で半分にしてみたら、思ったよりもきれいに割ることができました。
4~6つに指で割ろうとすると、白身だけのものもできてしまいますが、お弁当に入れるには、たいてい半分に割ればよいので、指で割るので十分です。
何より、ゆで卵のために包丁やまな板を用意しなくてもいいのが忙しいときには地味に助かります。
コツは、親指に力を入れて、思い切っていさぎよく割ることです。
ゆで卵はお弁当作りの強い味方
油や多くの調理器具を使わずに作れるゆで卵は、お弁当作りの強い味方です。
お弁当のすき間を埋めるにも、黄色と白の彩りも、重宝します。
ゆで卵を半分に割って、
- 黄身にしょうゆをかける
- 塩をパラパラかける
というだけでもおいしいです。
余裕があれば、
- 黄身を取り出してマヨネーズであえて白身に戻す
- チーズを散らして軽く焼き目をつける
- めんつゆや白だしで味つき卵にする
というのもいいですね。
ゆで卵は、ご自身のお気に入りのゆで具合を見つけておくと、何かと便利ですよ。