姿と栄養:簡単な食事のときの罪悪感を減らしてくれる
みかんは後味がさっぱりしているので、食事の後に食べる果物としてありがたい存在です。
味わいだけでなく、みかんが添えられた食事にはなんともいえない安心感があります。
疲れたり時間がなかったりして簡単な食事しか準備できないときほど、みかんの底力を実感します。
カップラーメンだけ、サンドイッチだけ、おむすびだけのときも、みかんを添えるだけで、なぜか罪悪感を減らしてくれます。
みかんには、
- ビタミンCで免疫力アップと健康なお肌
- ヘスペリジンで毛細血管を強く
- β-クリプトキサンチンで生活習慣病の予防 (日本くだもの農協「健康に役立つβ-クリプトキサンチンのパワー」)
など、たくさんの栄養が含まれています。
みかんの持つ健康パワーが簡単な食事のバランスを取ってくれるのかもしれません。
香り:おなじみの甘酸っぱい香り
アロマテラピー
わが家でアロマディフューザーを使うのは、空気の乾燥する冬が中心です。
夫と娘は鼻がよく、香りに敏感です。
夫はフローラル系の香りが苦手ですし、娘はちょっとでもスッとするようなハーブ系の香りが苦手です。
家族そろっていい香りだと感じられるのは柑橘系の香りなので、使う精油も圧倒的に柑橘系が多いです。
スイートオレンジ、ホワイトグレープフルーツ、レモンを買うことが多いです。
柑橘系の精油は他の精油に比べてお手頃価格ですし、使い道も多いので、買うときは大きめの瓶にしています。
掃除にも
香りを焚くだけでなく、掃除で雑巾代わりにしているウェットシートに1~2滴たらして使うこともあります。
柑橘系の精油は油汚れをきれいにする働きがあります。
めんどうに感じる掃除も、いい香りに包まれながら作業できるとおっくうさが減ります。
香りを持ち歩く
シミがついても気にならない色柄のハンカチに1~2滴たらしておくと、いつでも香りを楽しめます。
追い詰められた気分で心に余裕がなかった頃は、スイートオレンジやホワイトグレープフルーツの精油にお世話になっていました。
アロマペンダントを使って、なじみ深いみかんの香りをお守り代わりにしていました。
仕事先で
主な柑橘系の精油の効果を簡単にまとめてみました。
柑橘系の精油はリフレッシュ効果があります。
ケアマネジャーとして担当している利用者さんで、過敏性腸症候群の方がおられます。
もともと、うつ傾向のある方なのですが、腸が動くときに強い痛みを感じてしまいます。
痛みでさらに気分が落ち込み、体を動かすことも減り、閉じこもりがちの生活になってしまいます。
訪問看護を利用していただいており、担当の看護師さんとその方のお宅を同行訪問させていただきました。
看護師さんが、体の状態をチェックし、お腹の痛みについてのわかりやすい説明をしながら、マッサージオイルでお腹を軽くマッサージされていました。
利用者さんに合わせて使うオイルを変えているのだそうですが、その方にはリラックスできるよう、オレンジやレモンの精油がブレンドされたマッサージオイルを使うと看護師さんが話されていました。
マッサージの後にホットタオルなどでお腹を温めると、腸の動きがまろやかになるのだそうです。
看護師さんの訪問のあと、その利用者さんはすっきりされた様子で、素敵な笑顔を見せてくださいました。
入浴剤
お風呂に入れる入浴剤は、家族みんなの日々の楽しみです。
できるだけ全員が好む入浴剤を選ぼうとすると、どうしても柑橘系の香りのものになります。
ゆずやレモンの香りが多いですが、ゆずひとつとってもいろいろなバリエーションの香りが楽しめるようになりました。
おなじみの香りでリラックスできるせいか、柑橘系の入浴剤はよく温まります。
みかんの皮むき:集中と達成感
グレープフルーツやはっさくなど、薄皮ごと食べるにはきびしいみかん達は、3~4個まとめて皮をむいておきます。
1時間くらいかかるのですが、みかんの皮むきは没頭できる手作業です。
刺し子や編み物などの手芸によく似た感覚があります。
すぐに食べられる状態にそろったみかんの果実には達成感があります。
集中して作業した結果が家族に喜ばれるのは、手芸よりもみかんの皮むきです・・・。