ときどき無性に食べたくなるカレー。
スパイス、具、煮込み時間、隠し味に加えるものなど、作る人によってこだわる部分はそれぞれです。
わが家は市販のカレールーを使いますが、
・たまねぎは焼きつける勢いで炒める
・2種類のルーを混ぜる
・娘とわたしがあまり好まないので具にじゃがいもは使わない
という作り方をしてきました。
でも、市販のカレールーは表示されている作り方をすると一番おいしく食べられる、というのをどこかで耳にしたことを思い出し、3つの市販のカレールーで試してみました。
3種類のカレールーを表示通りに作ってみました
バーモントカレー・甘口(ハウス食品)
バーモントカレーの甘口は、刺激物が苦手な娘を優先して、義母が選んでくれていたカレールーです。
娘の辛いものが苦手な状況は今もさほど変わっていませんし、夫は甘いカレーが時々すごく食べたくなると言います。
全体的に辛さがやさしいバーモントカレーシリーズの中から、甘口を箱の記載通りに、1箱分のルーを使って作りました。
たまねぎ、じゃがいも、にんじん、豚肉は、キッチンスケールで重さを量り、表示通りの量にしました。
具材を炒めるときに使う油の量も、煮込む火加減や時間も、ルーを加える方法も、表示通りに作業しました。
一箱で12皿分のカレーとのことで、わが家の26㎝深型フライパンいっぱいの量ができます。
とにかく懐かしい味わいのカレーです。
娘とわたしはじゃがいものもくもくした食感があまり好きではないので、カレーやシチューはじゃがいもなしで作ることがほとんどでした。
久しぶりにじゃがいも入りのカレーを作りましたが、おいしいものだなと思いました。
カレーの中のじゃがいもを愛する夫は、大量のカレーライスをよろこんで平らげていました。
ゴールデンカレー・甘口(エスビー食品)
わたしが子どものころ、実家で使っていたカレールーは毎回違ったり、数種類がブレンドされたりしていたので一定の味の思い出はありません。
夫の実家ではどうだったのか義父母にたずねてみたところ、バーモントカレーかゴールデンカレーだったと思うとのことでしたので、ゴールデンカレーの甘口も作ってみました。
このときもたまねぎ、じゃがいも、にんじん、豚肉を、キッチンスケールで重さを量り、表示通りの量にしました。
作り方も表示通りです。
ただ、具材を煮込むときに「鍋のふたを少し開けて」との表示でしたが、量が多すぎてふたをすることができなかったので、「弱火~中火」の火加減のうち、弱火で煮込みました。
一箱で10~12皿分です。
こちらも安定感のある味わいです。
実家でよく食べていたかもしれない夫に好みをたずねると、バーモントカレーもゴールデンカレーもどちらも好きだと言っていました。
辛いものに弱い娘は、バーモントカレーの方がおいしく感じたようです。
Twitterのフォロワーさんから、カレーの付け合わせに岩下食品さんの「岩下の新生姜」がおすすめと教わっていて、このときようやく試すことができました。
夫も娘もショウガをそれほど好まないので、食べたのはわたし一人だけです。
ショウガのさわやかさがよく合い、カレーの無限感が増しておいしく食べられました。
こくまろカレー・甘口(ハウス食品)
スーパーにカレールーを買いに行くと、お手頃価格で目につくのがこくまろカレーです。
バーモントカレーよりも辛さの段階が一段高いそうですが、こくまろカレーの甘口も作ってみました。
一箱で8皿分のカレーなので、材料もできあがりの量もバーモントカレーやゴールデンカレーに比べて控えめです。
煮込んだ具材にルーを加えて溶かすとき、今までの2つのルーよりも溶けるのが早かった気がします。
名前の通り、コクがあってまろやかな味わいです。
辛いものに弱い娘ですが、バーモントカレーよりもこくまろカレーの方が好みだと話していました。
バーモントカレーやゴールデンカレーを一箱分作ったときは、ルーをたっぷりかけたカレーライスを家族で2回楽しめましたが、こくまろカレーは2回目をカレーライスにするにはちょっと量が足りません。
めんつゆと片栗粉を足してカレーうどんにしました。
基本通りに作ってみると…
カレールーの箱に載っている作り方通りに3回作ってみましたが、3回とも自己流で作っていたときよりもおいしかったです。
表示の材料の量等をひと皿分に換算してみると(↓)、けっこう違いがあります。
具材の量には今まで無頓着でしたが、改めて重さを量ると、自分で作っていたときよりも具沢山になりました。
今まで、なんとなくカレーの味が決まらなかった理由も、その辺りにあるのかもしれません。
苦手だと思っていたカレーの中のじゃがいものおいしさも再発見できました。
別のカレールーも、まずは基本の作り方で試してみようと思います。