新潟の角田山の麓にあるカーブドッチワイナリーをご存知ですか?
1990年代に創業され、当時からお出かけスポットとしての人気も高いです。
わたしも両親に連れられて何度か訪れたことがありますが、結婚後はなかなか行く機会がありませんでした。
先日、夫のいとこがカーブドッチワイナリーで結婚式を挙げたので、10数年ぶりに行くことができました。
ワイン好きでなくても楽しめるワイナリーは、素敵な空間でしたよ。
カーブドッチワイナリーとは
カーブドッチワイナリーは、新潟市西蒲区の角田山の麓に広がる広大なぶどう畑の一角にあります。
1992年に初めてぶどうを植え、土地の風土に合うぶどうの品種、ワインの味わいを求めて工夫を重ねているそうです。
ワイン醸造室や熟成庫、ワイナリーショップはもちろんのこと、レストランや宿泊可能な温泉まであり、一日中楽しめます。
結婚前に両親がわたしを連れて出かけていたときは、レストランのバラの花とランチが目的でした。
ガーデンレストランは当時から未就学児の入店不可ですが、落ち着いた雰囲気とテラスの素敵な景色もごちそうです。
現在は、新潟市中心部や東京でカーブドッチワイナリーのワインや料理を味わえるお店があります。
カーブドッチワイナリー
新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
TEL 0256-77-2288
ワイナリーでの結婚式:親戚のおばちゃんの立場で存分に楽しませていただきました
素敵な空間
挙式・披露宴共に、会場はカーブドッチワイナリーのホールでした。
気持ちよく晴れた日で、中庭を風が爽やかに吹き抜け、山並みも美しかったです。
中庭での挙式後、建物の中で披露宴が行われました。
ワイナリーらしい木を基調とした建物や、樽などの小物が非日常的な空間を味わわせてくれます。
- わたし自身が年齢を重ねたから
- 娘の将来を新郎新婦に重ねてしまうから
- 新郎新婦の親御さんの子育てへの労いの気持ちが高まるから
など、いろいろな理由がありますが、結婚式で涙腺が緩むことが格段に増えました。
特に、新郎新婦の親御さんの誇らしいような、ちょっと寂しいような、万感の思いのこもる表情に接するとぐっときます。
料理がおいしい
披露宴でふるまわれる料理はフレンチのフルコースです。
美しさはもちろんですが、「お腹いっぱい!」と言いつつも完食できてしまうおいしさでした。
娘は天然酵母パンがお気に入りで、6つくらい食べていました。
ビュッフェスタイルのデザートは、中庭で味わってみてね、という演出でした。
自然の空気の中で、幸せのお福分けであるウエディングケーキを遠慮せずに楽しみました。
おみやげもおしゃれ
引き出物のひとつに、越後もちぶた100%のカーブドッチオリジナルのハム・ソーセージセットをいただきました。
地元とはいえ、ふだんめったに味わえない品物です。
ありがたく、家族でソーセージパーティー(つまり、ソーセージ主役の晩ごはん)をしました。
披露宴のテーブルセッティングに使われていた花と花瓶も、そのままおみやげにいただきました。
花瓶を持たずに過ごしてきたわが家では、ご近所さんにいただいたインスタントコーヒーの空き瓶が花瓶代わりでした。
今回の結婚式のおかげで、ガラスの花瓶が3つも増えました。
もの作りの場であるワイナリー
新郎新婦の幸せと、参加者の祝福の気持ちに満ちた素敵な結婚式でした。
人生の節目のセレモニーは準備が大変ですが、かけた手間以上の大切な思い出をもたらしてくれることを改めて実感しました。
ワイナリーは、そもそもワインというもの作りの現場です。
もの作りが根本にある場所が舞台となることで、結婚式という非日常も、夢のようだけれど地に足のついた確かな場面になるのだと思います。
素敵な場面に家族ごと招待してくださった新郎新婦に感謝するとともに、おふたりの幸せを祈るばかりです。