わたしがお世話になっている着付け教室では、その日のレッスンに入る前に何でもいいので自分が着物を着ます。
わたしの様子をさり気なくご覧になっている先生から、いつも何かしらアドバイスをいただきます。
その中で、ほんのひと手間かけただけで着る動作がスムーズになったのが、腰ひもに目印をつけることです。
腰ひもの中央に印をつけると使いやすい!
先生からのアドバイス
着物を着るときは、必要な小物を順番に重ねて準備してから着始めるように、と最初に教わります。
着るプロセスには「ひもの中央を取って」というのが何度か出てきますので、準備の段階からひもの中央が手に取りやすいように並べます。
わたしが小物を準備していたとき、先生から、
「腰ひもの真ん中に、何でもいいから印をつけておくと良いわよ。」
とアドバイスをいただきました。
さらに、
「糸で真ん中に印をつける人もいるけど、面倒なら布用のペンで自分の名前の一文字を書いてもいいし、小さな絵を描いてもいいわよ。
着たら見えなくなるんだから、自分がわかりやすいように自由にすればいいの。
娘ちゃんにイラストを描いてもらってもいいわよ~。」
とお話ししてくださいました。
着付け教室でお借りする腰ひもは、全てではありませんが、上の写真のような糸印がついているものがあります。
ようやくその理由が分かりました。
わたしが使っている腰ひもは、実家からもらってきたただの白い腰ひもですので、中央に自分の好きな印をつけてみることにしました。
消しゴムはんこを活用しました
娘はわたしの腰ひもにイラストを描く気があったようですが、今回は遠慮してもらいました。
より愛着を持って使うため自分の好きな印をつけようと思い、以前作った梅の花の消しゴムはんこを押すことにしました。
布用のスタンプインクを使い、洗濯にも耐えられるようにしました。
用具
準備したものは、
・腰ひも
・消しゴムはんこ(梅の花)
・布用スタンプインク
・アイロンとアイロン台
・あて布
です。
作り方
腰ひもを半分に折って中央の位置を確かめ、スタンプのインクをまんべんなくつけた消しゴムはんこを押します。
スタンプインクの説明書にしたがい、アイロンで色を定着させます。
使い古しの手ぬぐいをあて布にしてその上からアイロンで熱を加えます。
できあがりです。
洗濯もしてみましたが、色落ちしていません。
反省点
当たり前といえば当たり前なのですが、腰ひもは紙と違って真っ平でなく、縫い合わせた部分に段差があります。
この段差に消しゴムはんこの図柄がかかると、そこだけ図柄が途切れてしまいます。
わたしが今回使った消しゴムはんこは腰ひもの段差に図柄がかかってしまうので、梅の花に白い筋が入ってしまいました。
段差をよけられるようなサイズの小さなはんこを使った方が、より満足のいく仕上がりになっただろうと思います。
ひと手間でグッと使いやすい腰ひもになりました
着付け教室の先生のアドバイスにしたがい、腰ひもの真ん中に消しゴムはんこで印をつけてみました。
実際に使ってみると、ひもの中央を探す地味な手間が減るだけで、着物を着る流れが楽になりおどろきました。
こういう細かなことを教えていただけるのも、実際に教室に通う醍醐味のひとつかもしれません。
腰ひもの中央に目印をつける、おすすめです。