わたしたち親子が外出先を決めるとき、共通のモチベーションになるのが「手作り体験」です。
2019年7月28日(日)に新潟市で開催された「Niiportフェスタ2019」へ、工作ワークショップに参加する目的で出かけてきました。
縄文土器と缶バッジのコーナーに参加できました。
新潟開港150周年記念 Niiportフェスタ 2019
今回出かけてきた「Niiportフェスタ 2019」は、新潟開港150周年記念事業のひとつとして開催された子ども向けのイベントです。
新潟市中央区の万代島多目的広場が会場でした。
川・海・港を楽しく学ぶのが目的なので、そこで働く人々の仕事や船などが紹介されていました。
体験ワークショップも、新潟、川、海、港がテーマです。
事前に娘が楽しみにしていたのは「オリジナルノート作り」でしたが、希望人数が多く、すでに受付終了となっていました。
残念に思いながらとなりに目をやると縄文土器のコーナーがあり、わたしが吸い寄せられてしまいました。
縄文土器コーナーを満喫
わたしが縄文土器に反応してしまうのは、確実にNHK Eテレの5分間番組「びじゅチューン!」の作品のひとつ「縄文土器先生」の影響です。
「縄文土器先生」がきっかけで「びじゅチューン!」にのめり込んだので、思い入れがあります。(びじゅチューン!『縄文土器先生』に会いに行こう!」の記事をどうぞ)
びじゅチューン!「縄文土器先生」のモデルは、十日町市の笹山遺跡から出土した国宝「火焔型土器」です。
縄文時代中期に作られていた火焔型土器や王冠型土器は、信濃川流域を中心とした地域で数多く発見されています。
紙コップで縄文土器
縄文土器コーナーのメニューのひとつが「紙コップで縄文土器づくり」です。
紙コップに火焔型土器の上部の縁の飾りが印刷されています。
「飾り通りに切り抜くもよし、余白部分に好きな模様を描き込むもよし」
との説明を受けましたが、もったいなくてそのまま自宅に持ち帰りました。
この紙コップは非売品だそうですが、おもしろいのでちょっと公的な会議やおもてなしの場面でもどんどん使われたらいいのになぁと思いました。
縄文土器パズル
もうひとつのメニューが「縄文土器パズル」です。
プラスチックで作られた縄文土器の立体パズルを組み立てる体験ができます。
パズルは磁石でパーツ同士がくっつくようになっています。
難易度が高く、娘と一緒に黙々と組み立て、なんとか完成させました。
火焔型土器の資料
わたしのテンションをさらに上げてくれたのが、信濃川火焔街道連携協議会発行の
「國學院大學博物館 特別展 火焔型土器のデザインと機能 Jomonesque Japan 2016」
「京都大学総合博物館 平成29年度特別展 火焔型土器と西の縄文 Flame pots-Jomonesque Japan 2017」
の2冊の図録集です。
無料配布されているとのことだったので、遠慮なく2冊頂いてきました。
夏の家族旅行で青森県の三内丸山遺跡を訪ねる計画を立てているところだったので、縄文時代に関する予備知識を得るためにも少しずつ読み進めています。
多くの種類のある縄文土器のうち、びじゅチューン!「縄文土器先生」のモデルになった火焔型土器と、火焔型土器に似た王冠型土器のちがいも、この図録集で知りました。
オリジナル缶バッジ作り
縄文土器コーナーに満足したわたしを娘が引っ張って行ったコーナーは、「オリジナル缶バッジ作り」でした。
1個100円だったので、娘とわたしで1個ずつ作りました。
円形の紙に好きな絵を描き、スタッフさんのところに持っていくと缶バッジにしてもらえます。
娘が作ったものは娘のリュックに、わたしが作ったものは夫の缶バッジコレクションに加えてもらいました。
子ども向け体験型ワークショップは親も楽しめる
体験型ワークショップは、
- 適度な難易度が設定されていて参加しやすい
- 五感が刺激されるためか、子どもの記憶に残りやすい
- おみやげができる
のがうれしいところです。
今回の縄文土器コーナーのように、子どもが対象でも、娘よりわたしが夢中になってしまうことも多いです。
子ども向けのイベントは、たいてい小学生くらいまでを対象としているので、娘が喜んで参加するのも今年が最後かなあと思っています。
今のうちに、参加できるものは娘と一緒にどんどん参加していきたいです。