いろいろなサイズのバッグを買い足していくのも楽しいですが、予算と収納スペースに限りがあるなら、大きめの洗える風呂敷を買うのがおすすめです。
風呂敷は、
- 多くの荷物を包んで持ち運ぶことができる
- 収納スペースが少なくて済む
- 素材を選べば雨雪でも安心
- 結び方・包み方を工夫するとバッグ代わりになる
- 羽織りものやひざかけの代用になる
など、いいことがたくさんあります。
カルチャーセンターで1回完結の風呂敷講座を受講してから、なおさら風呂敷が好きになりました。
わが家の風呂敷の中から2枚のおすすめ風呂敷と、ふだんの生活に使える風呂敷の結び方・包み方をご紹介します。
おすすめ風呂敷

わが家にある風呂敷は全部で5枚です。
どれも、綿やポリエステルなどの洗える素材です。
ふだん使いには洗えた方が断然便利です。
おすすめの2枚はこちらです。
超撥水風呂敷「ながれ」マリンボーダー(朝倉染布株式会社)

撥水加工されたポリエステルで作られた風呂敷です。
袋状にすれば、水も運べるそうです。
大きさは96cm×96cmあります。
荷物を包んだり風呂敷バッグにしたりしたとき、底が紺色で側面と持ち手がボーダーになり、かわいいです。
サイズが大きめなので、荷物の多いときに重宝です。
着付け教室の多くの着付け小物や教本などをまとめて持ち運べますし、撥水加工のおかげで雨や雪でも安心して外に持って行けます。
むす美「70 季色」グリーンピンク(山田繊維株式会社)

利久梅模様の落ち着いた黄緑色と、薄桃色のリバーシブルのポリエステルの風呂敷です。
大きさは70cm×70cmです。
落ち着きとかわいらしさの共存した色合いです。
ある程度のボリュームの荷物を運べるので、使い勝手のよい大きさです。
風呂敷バッグにしたとき、長財布が収められるサイズです。
風呂敷の基本の結び方
「真結び(まむすび)」と「ひとつ結び(ひとつむすび)」さえできれば、組み合わせ方でいろいろな包み方ができます。
真結びの結び方

2回結ぶのですが、2回とも同じ側の布が上になるようにするのがポイントです。
左側の布を上に交差させて1回目を結んだら、2回目も左側の布が上になるように交差させて結びます。
できあがりの結び目が真横になっていれば真結びです。
ほどくときは、上にしたのとは逆方向に結び目を倒して引き抜くと、簡単にほどけます。

左側の布を上にして結んだ結び目は、右側に結び目を倒して引き抜いてほどきます。
真結びは、着物で帯締めや帯揚げを結ぶときにも使われる結び方です。
ひとつ結びの結び方

輪を作ってくぐらせれば、できあがりです。
ふだん使える風呂敷の包み方
おつかい包み:真結び1回

定番の包み方です。
ダイヤモンド型に広げた風呂敷の中央に包みたいものを置きます。
手前側 → 奥側 の順に包んだら、左右の風呂敷で真結びをします。
手提げバッグ①:真結び2回

風呂敷だけで簡単に袋を作れます。
隣り合う角同士を真結びします。
エコバッグ代わりに便利です。
片方の持ち手をもう片方にくぐらせると、スイカ包みになります。
手提げバッグ②:ひとつ結び4回→真結び2回

風呂敷だけで、かわいらしい姿の手提げバッグを作れます。
4つ全ての角を大き目のひとつ結びにします。
隣り合う角同士を真結びしたら、できあがりです。
特別なグッズはいりません。
持ち手つき風呂敷バッグ:真結び2回
手芸店などで売られているバッグの持ち手があれば、布を切ったり縫ったりすることなくバッグが作れます。

浴衣や気軽な着物に合わせて持つのにもちょうど良いです。
風呂敷バッグ専用の持ち手もあり、
- ハンドバッグタイプ
- ショルダーバッグタイプ
- 入れ口が磁石でくっつくタイプ
など、使う目的に合わせて選べます。
【追記】
Twitterのフォロワーさんから教えていただいたのが、こちらの結ばなくても使える風呂敷です。
あらかじめ風呂敷に切り込みが入っており、そこに対角の角同士をくぐらせることで、手提げバッグのように持ち歩くことができます。
幅広い年代の方にやさしい風呂敷ですね。
手持ちのバッグを風呂敷で包む
持ち手を包んでバッグにする方法を知っていれば、手持ちのバッグを包むこともできます。

バッグを風呂敷で包むと、
- 強度が確保される
- 撥水加工された風呂敷を使えば、雨雪からバッグ本体を守れる
- かごバッグを風呂敷で包むと、雰囲気が変わる
などのメリットがあります。
お手持ちの風呂敷とバッグでこんな楽しみ方もできますよ。
お気に入りの風呂敷、おひとついかがですか?
ご紹介した結び方・包み方、使い方はほんの一部です。
お気に入りの風呂敷がひとつあれば、いろいろな場面で使って楽しむことができますよ。