春休み・夏休み明けの子どもの持ち物に必要なのが、雑巾です。
わたしは100円ショップやホームセンターで買ってすませることが多いですが、くたびれてきた薄手のタオルで雑巾を作ることもあります。
ミシンを持っていないので、手縫いです。
雑巾の作り方と、これまでに作った3つの雑巾をご紹介します。
ふだんの掃除に雑巾を使うことがないので使い勝手を検証できていないのですが、娘からのクレームがないのでそれなりに使えていると思います。
雑巾の作り方・縫い方
材料・用具
タオル:温泉旅館などでいただける薄手のものが縫いやすくておすすめです
糸:お好みの色、太さのもの
はさみ、縫い針、印付けに必要な場合は定規やチャコペン
作り方
①タオルをたたむ
タオルの端の固い部分を切り落とします。
中心に合わせてタオルを四つ折りにします。
②縫う
絞ったり拭いたりしたときにずれないよう、並縫いで全体を縫いおさえます。
まんべんなく全体が縫いおさえられれば、お好きな模様でだいじょうぶです。
手縫いの雑巾
これまでに手縫いで作って、娘に持たせた雑巾です。
はじめて手縫いで作って娘に持たせた雑巾
持っていた手縫い糸を全色使ってみたくて作った雑巾です。
ダルマ家庭糸細口を愛用しており、ふだんは1本取りで縫いますが、雑巾は2本取りで縫いました。
なんちゃって刺しゅうの雑巾
これも、色とりどりの手縫い糸を使いたくて作った雑巾です。
やはり、ダルマ家庭糸細口を使いました。
2本取りの糸を、米の字に重ねてひとつの模様を作りました。
タオルを使っているので厚みがあり、糸端を布と布の間に隠すのも簡単ですし、縫い目の粗さも目立ちません。
刺し子の雑巾
刺し子のいいところは、刺したあとの裏面が、いかにも裏側、という感じがしないところだと思います。
刺し子の種類によっては、表と裏で全く違う模様になります。
この雑巾は、少しだけ刺し子がしたくて「七宝つなぎ(しっぽうつなぎ)」という模様を刺したものです。
刺し子用の糸はふつうの手縫い糸よりも太めですので、1本取りで縫いました。
刺し子で布巾を作るときなど、縫いはじめ・縫い終わりは糸端を玉結びせず、2~3目重ねて縫って留めます。
この雑巾も糸端を重ね縫いして留めました。
手縫い、楽しいですよ
娘の通う小学校では、持っていく雑巾は無記名です。
各自が持ち寄った雑巾は、どこで誰が使うかわかりません。
娘は「みんな新しい雑巾を持ってくるから、こんなのいや~」とわたしの手縫いの雑巾を恥ずかしがっていましたが、今はあきらめたようです。
タオルを使った雑巾作りは、それなりに厚みがあり、スムーズに運針するのは難しいです。
でも、ちくちくと手縫いをするのにちょうどよい分量ですし、何かひとつものを作る達成感が味わえます。
誰かが必ず使ってくれる、というのも良いモチベーションになります。
たまには、手縫いで雑巾を作ってみるのも楽しいですよ。