なぜか娘がときどき量産しだす「しおり」
小学生の娘が、突然、もくもくと作業し出すことがあります。
たいてい、しおりを作っています。
「何冊も同時進行で本を読むわけでもないんだから、そんなにたくさんのしおりはいらないんじゃ・・・」
と思ってながめていたら、
「友だちから『作って』って注文がきたの」
と言っていました。
お友だちから頼まれたにしても、とても楽しそうに作っているので、わたしも作ってみました。
和紙とテープと糸でしおりを作ってみました
主な材料は、
- 和紙:100円ショップで買ったものなど
- 保護・補強用のカバーテープ
- 刺し子用の糸
です。
ニチバン株式会社さんの「カバーテープ」は、紙類の補強やラベルの保護に使われるものです。
丈夫で、でも、本を傷めないやわらかさのあるしおりにするには、ちょうど良い材料だと思います。
消しゴムはんこで
年賀状のために作ったいのししの消しゴムはんこを使いました。
白い和紙に水色のインクでいのししの消しゴムはんこを押します。
水色の和紙をひとまわり大きく切って台紙にします。
表も裏も、全体にカバーテープを貼り、はさみで全体の形を整えます。
4つの角は少し丸く切ります。
最後に、刺し子用の糸で紐をつけます。
「もんきりあそび」で
下中菜穂さんの「紋切り型 豆紋」「紋切り型 豆紋2」(出版元:株式会社エクスプランテ)をもとにして作った、光琳梅のモチーフを使いました。
白梅バージョンと紅梅バージョンです。
全体にカバーテープを貼り、刺し子用の糸で紐をつけます。
角は、少し丸く整えます。
和紙ではなく、ジャムの瓶のラベルで
「アヲハタ 55ジャム」のラベルがとてもかわいいので、食べ終わったジャムの瓶からラベルをはがして取っておき、しおりにしました。
2瓶分のラベルの果物の絵の部分を合わせ、カバーテープを全体に貼ります。
刺し子用の糸で紐をつけます。
サイズが小さくなってしまったので、今度作る時は、絵を縦に何枚か並べてみようと思います。
蒔絵と和紙でしおりを作るワークショップにも行きました
地元のクリスマスイベントでしおり作りのワークショップがあったので、親子で参加しました。
お仏壇屋さんの蒔絵師さんが講師でした。
「消し平蒔絵(けしひらまきえ)」という技法を使って、和紙のしおりを作りました。
消し平蒔絵は、漆で描いた絵が半乾きのところに細かな粒子の金粉などを付けていく技法です。
ワークショップでは、簡単に扱えるように加工された漆や、金粉・銀粉が用意されていました。
しおりは、紙さえあれば工夫次第でいろいろなものが作れます。
作るのに時間がかからず、達成感がすぐに味わえるのがいいです。
ちょっと何かを作りたいとき、しおりなら気軽にできますね。