NHK Eテレの5分間番組「びじゅチューン!」の作品のひとつ「サグラダ・編みリア」をイメージして、折り紙をしてみました。
びじゅチューン!「サグラダ・編みリア」とは
びじゅチューン!は、NHK Eテレで放送されている5分間番組です。
古今東西の美術作品を、アーティスト・井上涼さんの作った歌とアニメーションで楽しく紹介してくれます。(びじゅチューン!の公式サイトはこちら)
「サグラダ・編みリア」はびじゅチューン!作品のひとつです。
スペインの建築家アントニ・ガウディが設計したカトリック教会の聖堂「サグラダ・ファミリア」がモデルです。
1882年に着工したサグラダ・ファミリアは、1883年に前任者からガウディが設計を引き継ぎました。
1926年にガウディが亡くなったのち、現在もなお建設工事が続いています。
完成予定は2026年だそうです。
「サグラダ・編みリア」のお話の内容
そびえ立つサグラダ・ファミリア、実は糸巻きで、編み物ができます。
自然素材を使った、夢心地の編み上がりです。
街ごと包み込むストールを編むことにしたサグラダ・編みリアさん。
街の人々から手伝ってもらいながら、ひと針ひと針着々と編んでいくのでした。
「サグラダ・編みリア」をイメージして折り紙をしました
今回の折り紙では、びじゅチューン!「サグラダ・編みリア」の塔の1本1本を働き者の妖精で表してみました。
「びじゅチューン!DVD BOOK 3」(小学館)によると、青く晴れた空に雪が降るのが井上涼さんの憧れのシチュエーションだそうなので、台紙は水色にして雪の結晶も散らしました。
できあがりは一般的な折り紙の大きさと同じ、15cm×15cmです。
それぞれのパーツを作ってから、15cm×15cmの折り紙に貼りました。
折り紙作家・カミキィさんの著書やYouTubeを見ながらパーツを作りました
各パーツは折り紙作家・カミキィさんの著書「カミキィの季節のおりがみ」(日本文芸社)とYouTubeを参考にしながら作りました。
カミキィさんの作品は簡単なのにかわいらしく仕上がるのでとても助かります。
YouTubeはていねいな工程を見ることができるので、本だけでは折り方がよくわからないときや、本に載っている以外のモチーフの折り方を知りたいときに便利です。
カミキィさんのYouTube「kamikey origami 創作折り紙 カミキィ」はこちら
サクラダ・編みリアさんをイメージした妖精たち
「妖精」(YouTubeでのみ紹介されています)を3.75cm角の7色の折り紙で7人分折り、黒色のボールペンで顔を描き入れました。
7色は「サグラダ・編みリア」の塔に巻かれている毛糸に近い色を選びました。
雪の結晶
「六角たとうの星」(YouTubeでのみ紹介されています)を5cm角で4つ作りました。
建物
屋根付きの建物は「家・おうち」(YouTubeでのみ紹介されています)を1.875cm角の折り紙で作りました。
ビルは折り紙を適当に四角く折りました。
「サグラダ・編みリア」のアニメーションで描かれている街を参考にして折り紙の色を選びました。
街を包むストールと夕暮れ
「六角リース」(YouTubeと著書の両方で紹介されています)を7.5cm角の折り紙で作りました。
アニメーションに登場するマフラーとストールの色柄を再現するつもりで、白い折り紙に色鉛筆で色とりどりのドット柄を描き込んで使いました。
リースの中央には夕暮れをイメージした薄オレンジ色の折り紙を貼り、そこに建物のパーツを貼りました。
心穏やかにしてくれる びじゅチューン!「サグラダ・編みリア」
わたしは、縫い物、編み物、ブログを書くときやふだんの仕事など、こつこつとした作業をしていて煮詰まってくると、びじゅチューン!「サグラダ・編みリア」に癒され、励まされます。
「時間はかかるけど 焦りは禁物 神様は 何も急いでないのですから」
という歌詞に波だった心が落ち着いて、
「そうだよね、焦らない、焦らない。」と、また作業に取り掛かれます。
「サグラダ・編みリア」が放送されるのは年末が多いようです。
マフラーやストール、舞う雪など場面が冬だということもありますが、楽曲自体も全てをゆったりと包み込んでくれる優しさにあふれていて、しみじみと出来事を振り返る年末にぴったりの作品です。
「サグラダ・編みリア」は「びじゅチューン!DVD BOOK 3」(小学館)に収録されています。