菜の花の味
お花を愛でる用ではなく、食べる用の菜の花をいただきました。
菜の花は、春の野菜だからほろ苦いものというイメージが強く、自分で買って食べたことはありませんでした。
せっかくのいただきものなので少しでもおいしく食べたいと思い、茹で方やレシピをいろいろ調べました。
ほろ苦さを味わうような調理法だと娘が嫌がるので悩みましたが、とにかく火を通し過ぎないことが大切なことがわかりました。
NHK「きょうの料理ビギナーズ」で紹介された、大庭英子さんの「菜の花のおひたし」の茹で方を参考にしました。(ウェブサイト「みんなのきょうの料理」はこちら)
菜の花は、思っていたよりもずっと火の通りの早い野菜だということが分かりました。
からしのような香りがすることも初めて知りました。
まずはごま和えにしてみました。
甘めの和え衣でほろ苦さやからしに似た香りが強調されてしまうのか、
「この菜っ葉、なんかスースーする。」と娘に不評でした。
次に、茹でた菜の花にかつおぶしを乗せ、しょうゆ代わりに白だしをかけました。
白だしをかけた菜の花の茎を食べたとき、
「あれ?野沢菜漬けの味がするような・・・?」と思いました。
同じものを食べた夫に確認しましたが、「よくわからない。」との返答でした。
野沢菜は菜の花の仲間
菜の花の味が野沢菜に似ているように感じて、気になって調べてみました。
そもそも、菜の花というのはアブラナ科アブラナ属の植物の総称です。
わたしがいただいた菜の花は、食用のナバナです。
そして、野沢菜もアブラナ科アブラナ属の植物です。
品種は違いますが、同じ仲間の植物です。
味が似ているような気がしても不思議はありませんね。
〈参考ウェブサイト〉
フーズリンク「旬の食材百科」
Wikipedia「菜の花」「ノザワナ」
菜の花として、だけでなく、野沢菜や野沢菜漬けと同じようなイメージで料理に使ってみることにしました。
火を通した菜の花の残りを細かく刻み、白ごはんに塩と一緒に混ぜ込んで菜飯にしました。
ごはんの白と菜の花の緑がきれいでしたし、菜の花のほろ苦さは気にならず、おいしく食べられました。
苦手だと思っていたものも、チャンスを生かして挑戦してみると、予想以上に楽しめることがあるんですね。