夫のたっての希望で、新潟から青森に車で行くことになりました。
わが家の2019年夏の家族旅行は、新潟から青森へ一気に北上し、青森から新潟に向かってゆっくり南下してくるコースを計画しました。
やっぱりりんご
![弘前市で見つけた郵便ポスト](https://i0.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/8ef9b4fa2f3fe8e792bfe7a751f7efa0.png?resize=294%2C400&ssl=1)
夫が娘とわたしを最初に連れて行ったのが弘前市です。
弘前市に住んでいる夫の学生時代の友人に一目会うのが目的でした。
青森県といえば、やはりりんごのイメージが強いです。
街中の至るところに散りばめられているりんごモチーフを見つけるのも楽しかったです。
観光スポットではりんごジュースやりんご酢ドリンクが売られていて、疲れたときにいただくと元気が出ます。
りんごは、
- かわいい姿がグッズにしたときに映える
- そのままでもおいしい
- 健康にうれしい栄養がたくさん含まれている
- お菓子はもちろん料理やお酒にも加工できる
など、姿形、味、栄養といったさまざまな面で万能な果物だと改めて感じました。
![青森市で見つけた街灯](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/497f9c86e00da8df6b54e1d37948a828.png?resize=295%2C401&ssl=1)
こぎん刺し体験
![スターバックスコーヒー弘前公園前店](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/1ce443ba93f9c368e3171d3a3925a2d6.jpg?resize=640%2C401&ssl=1)
青森県に行くなら、こぎん刺しを体験したいと思っていました。
こぎん刺しは、青森県津軽地方に江戸時代から伝わってきた刺し子の一種です。
庶民のふだん着だった麻の着物に木綿糸で細かな刺しゅうをすることで、温かく、丈夫な衣服にしたのがはじまりだそうです。
暮らしの知恵から生まれたこぎん刺しは、その幾何学模様の力強い美しさも魅力です。
(こぎん刺しについては「【こぎん刺しとミニ枡のピンクッション】手軽なキットで簡単に」の記事もどうぞ)
![アスパムでこぎん刺し体験](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/6f6b29c8a94dca999009615a049b88d2.jpg?resize=385%2C400&ssl=1)
念願叶い、青森駅近くの「青森県観光物産館アスパム」でこぎん刺しの体験ができました。
夫と娘は所要時間約30分のしおり、わたしは所要時間約90分のきんちゃくに挑戦しました。
しおりが一人350円、きんちゃくが一人1,300円です。
費用には、必要な布、糸、こぎん刺し用の針、図案や刺し方の説明用紙のセットが含まれています。
事前の問い合わせでは、
「ねぶた祭の間は体験の受け入れが難しいけれども、それ以外の期間ならこぎん刺し体験はできるし、小学生でもしおりのこぎん刺しはできます。」
とのことでしたので、安心して出かけました。
スタッフさんが最初に刺し方を教えてくださり、その後はそれぞれ黙々と刺していきます。
娘と夫がしおりを完成させたので、わたしは途中できんちゃく作りを中断しました。
スタッフさんが、
「とにかく、『ちょっと違うところに刺したな』と思ったら、もったいなくてもほどいてやり直すこと。そうしないと、後になればなるほど、ちゃんと刺せなくなるからね。」
と繰り返し教えてくださいました。
どんなに時間がかかっても家で続きのこぎん刺しをして、きんちゃくを完成させようと思います。
青森県観光物産館アスパムは体験コーナーだけでなく、工芸品・食品など青森ならではの特産品やおみやげが数多くそろっていて、便利です。
青森県観光物産館アスパム
青森県青森市安方1丁目1番40号
TEL 017-735-5311
三内丸山遺跡でまが玉作り
![三内丸山遺跡・大型掘立柱建物](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/1b0e1db0742bb09c06647106125eb97f.png?resize=294%2C400&ssl=1)
日本最大級の縄文集落遺跡である三内丸山遺跡を見学しました。
三内丸山遺跡は縄文時代前期の集落跡です。
大型掘立柱建物が、発掘で見つかった直径1mの栗の木の柱を使って復元されています。
復元された集落の竪穴式住居は、中に入れるものもあります。
実際に入ってみると、予想以上に広く天井が高いので、それほど圧迫感がないことに驚きました。
![縄文時遊館でまが玉ネックレス作り体験](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/3f823bc5266e98fd37b5655c5a373522.jpg?resize=639%2C401&ssl=1)
遺跡のそばにある「縄文時遊館」では土偶や装飾品作りができる体験工房があります。
家族3人でまが玉のペンダント作りを体験しました。
所要時間は50分で、一人330円の材料費がかかります。
材料となる滑石(かっせき)・2種類の紙ヤスリ・ペンダント用のひものセットを買って、体験工房に持って行くとスタッフさんが作り方を教えてくださいます。
まが玉の形が描かれている滑石を目の粗いヤスリで削り、角を落として滑らかにしたら、目の細かいヤスリで磨きます。
夫は几帳面さを発揮して、厚みが均一となるようにこだわって仕上げていました。
こちらも、黙々と作業を続けることになりますが、ちょうどいい作業量で最後までがんばり続けやすかったです。
三内丸山遺跡・縄文時遊館
青森県青森市大字三内字丸山305
TEL 017-766-8282
青森でいただいた、おいしいもの
しじみラーメン
![喜伝さんのしじみラーメン](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/8581aaf2e2b4397b9c99158c19414bd4.jpg?resize=386%2C401&ssl=1)
できれば十三湖まで行きたかったのですが、時間の都合で断念しました。
どうしても食べたかったので、青森市内でしじみラーメンを食べられるお店のひとつ、喜伝さんに行きました。
喜伝さんはカウンター席のみのお店です。
家族3人とも「しじみラーメン」を注文しました。
しじみが大粒ですし、麺はつるつるで、スープが体に染み入るおいしさです。
夢中になって食べました。
わたしは、生まれて初めてラーメンのスープまで飲み干しました。
喜伝
青森県青森市新町1-3-7 フェスティバルシティ アウガB1階
TEL 017-722-4777
貝焼き味噌
![りんご箱さんの貝焼き味噌とねぶた漬け](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/4fd538f2bfc81d0d0c45f0e0a222411a.jpg?resize=505%2C401&ssl=1)
青森の海鮮といえば、大間産のまぐろや新鮮なお刺身を乗せるのっけ丼が有名です。
残念ながら、わたしは生の動物性たんぱく質が苦手なので、貝焼き味噌を楽しみにしていました。
貝焼き味噌は、ホタテの貝殻を使ってホタテの身を味噌で煮込み、卵とじした津軽地方の郷土料理です。
気軽な雰囲気で郷土料理を楽しめるりんご箱さんで、貝焼き味噌をいただきました。
ホタテの出汁と味噌の風味をまとったふわふわの卵もおいしく、追加でごはんを注文して、白ごはんにかけていただきました。
りんご箱
青森県青森市新町1-3-7 フェスティバルシティ アウガ
TEL 017-763-5155
夫の記憶をたどりつつ家族の新しい思い出ができた青森
![青森県立美術館のあおもり犬](https://i2.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/0df3d9d86ad7fec3b52a2b55d1df5c11.png?resize=294%2C400&ssl=1)
娘は初めての青森県でした。
わたしは学生時代の友人が八戸出身だったため、八戸に行ったことはありましたが、弘前市や青森市で時間を過ごすのは初めてでした。
学生時代を過ごした青森に、約20年後にようやく妻子を連れて来ることができ、夫は満足していたようです。
![りんご箱さんのまぐろのお刺身](https://i1.wp.com/hitotema-yasumi.com/wp-content/uploads/2019/08/bc6e0ae5843d4760c21c5d16e67496e9.jpg?resize=504%2C402&ssl=1)
短い時間でしたが、こぎん刺しやまが玉作りの体験もでき、おいしい食べ物もいただけるなど大満足でした。