二十四節気・大雪の時期の七十二候をイメージした消しゴムはんこ

ひとやすみ

地球から見た1年の太陽の動きを24等分し、季節を表す二十四節気(にじゅうしせっき)。

二十四節気の各節気をさらに5日くらいずつに分けたのが七十二候(しちじゅうにこう)です。


12月7日~12月20日頃は二十四節気の「大雪(たいせつ)」です。

雪が積もりはじめるなど、本格的な冬となる頃です。

七十二候のうち、大雪の時期に当たる三候をイメージした消しゴムはんこを作ってみました。
 

二十四節気・大雪の時期の三候をイメージした消しゴムはんこ

二十四節気の大雪は、七十二候で

・「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」
・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」
・「鱖魚群(さけのうおむらがる)」

の三候に分けられています。
 

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)

12月7日~12月10日頃は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」です。

天地の気が塞がって冬となるという意味です。

日の差す時間も少なく、冬らしさが増してきますね。


「大雪」の時期であることも踏まえ、消しゴムはんこは雪にちなんだものがいいなと考えました。

雪紋の中でわたしが最も雪の激しさを感じる「山吹雪」に、小さな「麻の葉車」を添えて押してみました。

「麻の葉車」は雪紋ではありませんが、六角形とひし形が組み合わさり、輪郭がキリっとした雪の結晶のようにも感じられるのです。
 

熊蟄穴(くまあなにこもる)

12月11日~12月15日頃は「熊蟄穴(くまあなにこもる)」です。

クマが冬眠のために穴に隠れるという意味です。


寒い地域に住むクマは秋に栄養をたくさん摂り、冬は主に冬眠して過ごします。

冬眠中のクマは食料を食べないだけでなく、体温・呼吸数・心拍数が減り、排泄もしません。

そして、妊娠したクマは冬眠中に出産し授乳もするのだとか。

自然と共にある体の働きには驚きのメカニズムがあるのですね。


消しゴムはんこは、うとうとと眠るクマを彫ってみました。
 

鱖魚群(さけのうおむらがる)

12月16日~12月20日頃は「鱖魚群(さけのうおむらがる)」です。

サケが群がり川を上るという意味です。


わたしは生の動物性たんぱく質が苦手なので楽しみ方の選択肢が少ないのですが、それでもサケは身近でおいしい魚です。

おいしいサケ、となると新潟県人のわたしは加島屋さんの「さけ茶漬け」が真っ先に思い浮かびます。

いいお値段なので実際に食べる機会はそれほど多くはありませんが、安定感抜群の一品で贈り物やお土産にも喜ばれます。


消しゴムはんこでは雄のサケを彫りました。

「熊蟄穴(くまあなにこもる)」、「鱖魚群(さけのうおむらがる)」とくると、NHK Eテレのびじゅチューン!好きなわたしの頭にはどうしても「鮭ミラーボール」という作品が思い浮かんできます。

びじゅチューン!に登場する鮭はミラーボールになる夢を叶えて笑っているので、消しゴムはんこのサケも笑顔を意識してみました。
 

参考サイト・書籍

国立天文台 天文情報センター 暦計算室

Wikipedia「七十二候

日本気象協会/ALiNKインターネット tenki.jp 「冬ごもりのクマ、寝ながらこんなことしていたとは⁈七十二候『熊蟄穴(くまあなにこもる)』。
 

 

大雪の箸袋:作った消しゴムはんこと懐紙・キッチンペーパーで

作った消しゴムはんこを、夫のお弁当用の箸を包む箸袋の飾りに使いました。

・懐紙を半分に切り、三つ折りにした箸袋 
・キッチンペーパーを半分に切り、四つ折りにした箸袋 

にそれぞれ消しゴムはんこを押します。

娘にもお弁当を作らなければならない日があるので、今回は少し多めに箸袋を作りました。