「エクセル、あんまり好きじゃないんだよね・・・。」という方へ
福祉の職場も、パソコンを使う場面は多いものです。
たいてい、職場ごとに専用のパソコンソフトが導入されていて、データを打ち込めば必要最低限の書類は作れるようになっています。
ふだん職場に導入されている専用ソフトを使ってパソコンに触れていても、実はエクセル(Excel)が苦手という方もいらっしゃいます。
- 計算、関数、など、数学に絡むイメージですでに腰が引けてしまう
- ワードだったらいいのに
- エクセルが勝手に動いて思い通りにならない
など、とっつきにくいイメージを持つ方が多いようです。
エクセルは、
- 書類の見た目を整えやすい
- コツをつかめば入力も簡単
- 図を入れやすい
- 工夫次第でオリジナルの入力シートや計算シートを作れる
などのメリットがありますので、積極的に使っていただきたいなと思います。
わたしがパソコンを使いはじめた学生時代から、相談員、社会福祉士、事務員、ケアマネジャーと主に高齢者福祉分野での転職をくり返してきた中で、1番よく使ってきたのがエクセルです。
エクセルへの苦手意識が少なくなれば、日ごろ使う書類もどんどん工夫できます。
わたしが実際に助けられてきたエクセルの基本技5つをご紹介します。
地味に助かるエクセルの基本技5つ
日にちや曜日を続けて入力したいとき
日にちや曜日など、連続する数を簡単に入力できます。
ひとつの日にち、曜日を入力したら、セルの右端にマウスを合わせて「+」になったら、クリックしたまま縦(もしくは横)にマウスを動かします。
あっという間に連続したデータが入力できます。
上のセルと同じデータを入力したいとき
毎日の実績入力など、同じデータを何度も入力する作業は多いです。
マウスで元になる文字や数字の入力されたセルと、これから同じことを入力したいセルをまとめて選択し、キーボードのCtrlキーを押しながらDキーを押します。
マウスで選択していた範囲内に、一番上のセルと同じ文字や数字が入力されます。
ひとつのセルの中で改行したいとき
わたしはこれを知るまで、地道にスペースキーを打って調整していました。
セルの中で改行したいときは、キーボードのAltキーを押しながらEnterキーを押します。
ねらったところで簡単に改行できます。
数字の「0」からはじまるデータを表示させたいとき
携帯電話番号を入力したいときなど、数字の「0」が先頭のデータは、そのまま入力しても「0」が表示されないことがあります。
そんなときは、入力したいセルをクリックして選んだら、「数値」のコーナーの一番上の窓で「文字列」を選択します。
きちんと「0」から表示されますよ。
セルの左上に出る三角形のマークは気にしなくて大丈夫ですが、気になるようなら下の図のようにして消すこともできます。
文字列をいくつかのセルの中央に表示させたいとき
表のタイトル名など、いくつかのセルの中央に文字列を表示させたいときの方法のひとつです。
表示させたい範囲をマウスで選んだら、「セルの書式設定」→「横位置(H):」を「選択範囲内で中央」にします。
「セルを結合して中央揃え」でも表示させることはできますが、データをコピーしたいときに形が崩れるなど不便なことが多いので、できるだけこちらの方法を使われるのがおすすめです。
エクセルと少しずつでもお近づきに・・・
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したのはエクセルの基本的な操作方法ですので、「もう知ってるよ!」という方も多いと思います。
でも、エクセルが苦手で、指定されたシートに入力だけしてなんとかしのいできた、という方にはエクセルと仲良くなるためのきっかけになると思います。
パソコンにまつわる細かなストレスが減り、より多くの労力を本来業務に注げるようになるためのきっかけになれば幸いです。