わが家で食べるりんご煮は、ふだんはもっぱらお料理上手なご近所さんが作って分けてくださるものです。
いただくりんご煮はレモンやシナモンが使われていますが、必要に迫られ、りんご・水・さとう・塩だけで煮てみました。
レモンがなくても大丈夫な簡単りんご煮
材料・用具
りんご 2個
写真は3個ですが、鍋に並べていくといっぱいになってしまったので2個だけ煮ました。
水 2カップ(400ml)
さとう 大さじ3
わが家のさとうは甜菜(てんさい)糖なのでやや褐色になります。
塩 ふたつまみ
包丁、まな板、鍋、計量カップ、計量スプーン、落としぶた、菜箸
作り方
①りんごを洗って切り、鍋に並べます
りんごをよく洗います。
6~8等分して軸と種を切り取ります。
ひとつは皮をむき、もうひとつは皮つきのままにしました。
準備したりんごを鍋に並べます。
②煮ます
水、さとう、塩を加えたら落としぶたをして煮ます。
煮立ったら火を中~弱火にして10分煮ます。
途中でりんごの上下を返します。
10分たったら火を止め、冷まします。
できあがり
お料理上手なご近所さんから、
「りんごがくたくたにならないように火を通すのがポイントよ!」
と教わっていたので、煮すぎないように気を付けました。
レモンもレモン汁も家に無くて入れませんでしたが、旬のおいしいりんごのおかげで、さとうと塩だけでもおいしく煮えました。
体が弱っているときにもおいしいりんご煮
りんご煮を作る必要に迫られたのは、娘がインフルエンザによる高熱で食欲をなくしていたからです。
娘に食べたいものはないか聞くと、
「あんまり食べたくないけど、なんか、果物がいいかなぁ…」
との答えでした。
ちょうどいただき物の長野県産りんごが家にありました。
煮てしまうには惜しいりんごだったのですが、食欲がなく何食かまともに食べていなかった娘には生のりんごはちょっと強いかなと思いました。
りんごを煮るのに必須だと思っていたレモン汁も切らしていたので、水・さとう・わずかな塩だけで煮ました。
煮ている間、台所中に漂う甘酸っぱいりんごの香りに癒されました。
りんご自体のおいしさのおかげで、歯触りもほどよく残ったりんご煮になりました。
白がゆとりんご煮を食べて人心地がついた様子の娘に、こちらもほっとしました。
おかげさまで、この後、娘はどんどん元気を取り戻してくれました。