アラン模様のダイヤ柄でニット帽を編みました

手編みのニット帽への娘の注文内容ハンドメイド

娘からニット帽をふたつ編んでほしいと注文され、ひとつめはきなり色の毛糸でケーブル模様とかのこ編みのニット帽を作りました。
(→過去記事「ケーブル模様のニット帽を初めて編みました」) 


もうひとつのニット帽はアラン模様のダイヤ柄とかのこ編みで編んでみました。

アラン模様のダイヤ柄のニット帽

反省点はありますが、ひとつめのニット帽よりかぶりやすくできたと思います。

ただ、発注者である娘からは「ピンク色がよかったのに~」と言われてしまいました。

「やわらかラム」2本取りで編むダイヤ柄のニット帽

材料・用具

・やわらかラム スカイブルー 65g(2玉と少し)  

・輪針15号80cm 

・輪針12号80cm 

・なわあみ針 

・とじ針 

・はさみ 



娘用の帽子なので、今回も肌触りがやわらかく、かつ、洗っても縮みにくい横田ダルマさんのキッズ・ベビー用毛糸「やわらかラム」を使いました。

やわらかラムはパステルカラーだけでなく、ネイビー、赤、黒、ターコイズグリーンなど、くっきり・はっきりした色もあるので助かります。

やわらかラムの適合針は、棒針だと4~6号です。

毛糸を2本取りにして編むことと、わたしの手のきつさを考え、本体部分の編み針は太めの15号にしました。

本来は40㎝の輪針を使うサイズですが、今回も80㎝の輪針を使ってマジックループという編み方をしました。

編み目の途中で輪針のコードを引き出し、半分ずつ編んでいきます。

作り方

今回も、クロバー株式会社さんのサイトで紹介されている「クロバー棒針『匠』で編むアラン帽子」を参考にさせていただきました。
(→ クロバー株式会社さんのサイトでレシピをご確認いただけます)


毛糸は2本引きそろえて編みます。


作り目を88目にして、ゴム編みの部分から本体部分を編むときに増目せず、編み針の太さを替えました。

ゴム編みの部分は12号の輪針で1目ゴム編みを12段編みました。

前回作ったニット帽のゴム編み部分が長すぎたのが反省点のひとつだったので、折り返しても折り返さなくても、どちらでも着用できるくらいのゴム編みの長さをめざしました。


本体部分は、クロバーさんのレシピは18目で一模様を4回くり返しますが、わたしは22目で一模様を4回くり返すことにしました。

ダイヤ柄は、12目14段でひとつのダイヤになります。

わたしの編み物の教科書である「いちばんよくわかる 新・棒針あみの基礎」(日本ヴォーグ社)に載っている、風工房さんデザインのプルオーバーのダイヤ柄を小さくして編みました。



前回のニット帽よりも深くかぶれるようにしたかったので、本体部分は45段にし、ダイヤ柄が縦に3つずつ並ぶように編みました。

ダイヤ柄と組み合わせたのはかのこ編みで、かのこ編みの部分で28段目からクロバーさんのレシピに添って減目しました。

できあがり

アラン模様のダイヤ柄のニット帽:全体

前回のニット帽は6時間15分かかりましたが、今回は7時間28分かかりました。

さすがに1日では編めず、5日間に分けて編みました。

できあがりのサイズは頭囲約43cm、長さ約23cm(本体部分19cm、ゴム編み部分4cm)です。


減目していく部分は、かのこ編みの左側だけで減目するのではなく、かのこ編みの左右両側で減目していく方がダイヤ柄とのバランスが良いかもしれないと、編み上がってから思いました。

編んではみたけれど、かぶってもらえるかな...

完成したニット帽を娘にかぶってもらいました。

アラン模様のダイヤ柄のニット帽を娘が試着

娘からは「ピンク色がよかったのに~」と言われたので、あまり頻繁にかぶってもらえなさそうな予感がしています。

ひとつめのニット帽よりも深くかぶれるように作ったため、わたしでも充分使えるサイズになっています。

わたしのニット帽になる日も遠くないかもしれません。

でも、これで娘からの注文はひと段落つきました。


ニット帽は完成まであまり時間がかからず、使う毛糸もそれほど多くないので、途中で挫折せずに編みあげたいときにはうってつけのアイテムだと実感しました。